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あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

作家
島田潤一郎
出版社
晶文社
発売日
2014-06-27
ISBN
9784794968517
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あしたから出版社 (就職しないで生きるには21) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

小説家になる夢をあきらめた青年が1人で出版社を立ち上げるまで。本は物だが、一人の人間の人生を変える力を秘めている。一人の人間の人生を救うことさえあるかもしれない。本が持っているそういった力を、著者は誰よりもよく理解している。ずっと読み継がれていく本を作りたい、と言う著者の純粋な想いがダイレクトに伝わり、胸が熱くなった。著者の夏葉社の本を読んで、本作りにかける想いを感じてみたい。本文中の『本屋図鑑』その七には泣いた。本を通して人と繋がる喜びをこれほど純粋に表現した文章はないと思う。

2014/10/23

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

生きにくい世の中だけど、決心すれば誰でも、明日から、新しい肩書きくらいはつけられる――。2009年、たった一人で出版社【夏葉社】を創業した島田潤一郎さん。本作りを「靴や食器のような『もの』を作る感覚。メルマガよりパンに似ている」と語ります。大切な人の死や転職活動の失敗で、突き動かされるように起業するまでの足跡と、本作りの事がていねいに、熱く書かれています。「いつかお金に困って、必要でない本を作ってしまうかもしれない。毎日気持ちがグラグラしている」と心情を吐露しているところも含め、すごく共感した一冊でした。

2014/08/24

Mumiu

決して諦めないこと。それは夢を叶える唯一の方法。でも半ばで命を落とす人もいる。スポーツなどで身体を壊して諦めざるを得ない人もいる。諦めなくてもその人の生涯だけでは時間が足りないこともある。人の数だけ夢がある。「書くこと」から、「本を作ること」にシフトチェンジして出版社「夏葉社」を始めた島田さんのこれまでのお話。彼の飾らない誠実さが、仕事の上で彼とのたくさんの人たちを繫げていったのだろう。町の本屋さんをだいじにしたいなあと素直な気持ちで思えた。

2014/11/02

どんぐり

従兄が亡くなってグリーフケア関連の本ばかり読んでいた時に出会った一編の詩「わたしから、あなたへ」。島田はその一編の詩を本にして、叔父と叔母にプレゼントしようと思い、夏葉社を創設した。つくりたい本がある、それをつくるためにひとりで出版社を興す、なんと心の熱い人なんだろう。それまで島田は、来る日も来る日も本を読み、小説を書いていた。大学を卒業しても、就職をしなかった。ある日、才能がないとわかった。それに気づくのに10年。30歳を超え、就職しようにも、採用してくれる会社などなかった。それなら、自分で会社をつくろ

2015/08/03

だーぼう

ポスト団塊ジュニアの島田さんが本を作り始めた。書店業界が面白くなってきてるような気がしてきた。ブログに感想を書きました。

2014/10/03

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