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カンディード

カンディード

カンディード

作家
ヴォルテール
堀茂樹
出版社
晶文社
発売日
2016-06-24
ISBN
9784794969279
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カンディード / 感想・レビュー

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こぽぞう☆

非常に入り込みやすいのは新訳のおかげか。最後に労働至上主義的に終わるのは、フランス革命以前の世界で書かれたものとしては画期的ななのでは?

2016/10/19

n.k

今まで読んだ本の中で1番展開が早い。情景が目に浮かぶので、パラパラ漫画をみているような面白さがある。酷い目にあって、思いがけない再会があって、別れがあって、、幸と不幸を繰り返し旅は続く。幸とは?不幸とは?という問いとともに、、

2022/12/26

ネコ虎

千夜一夜物語のような軽快なテンポで次々と場面展開がなされる不思議な冒険物語。語られる内容は残酷だし、すぐ人が殺されてしまうけどテンポが良すぎてつい引き込まれる。「カンディード」という古典がこういうものだとは知らなかった。堀茂樹氏の訳が素晴らしいからか、古さを感じさせない。 現実に起きていることは最善のことだという説を否定し続け、不幸な話の「ドーダ」(鹿島茂の言う)の連続。そうだよね。でもそれが世の中の真実で面白い。単に荒唐無稽な作り話でなく、史実に基づいているものが多いようだ。

2017/06/22

駒子

著者についての「ヨーロッパ中で栄光に包まれたり、ひどく嫌われたりした文人哲学者。」の解説にくすっときた。そんな人柄を表すように、この作品は皮肉と風刺がマシマシ。当時の人々は共感したり、笑いながら読んだのだろうか。残念ながら私にはあまり合わなかった…。

2016/09/28

ほととぎす@nekohototogisu

古典的名著だが、翻訳のおかげもあってか、思いの他読みやすく面白かった。 18世紀中頃が舞台のカンディード青年による冒険譚で、展開が速い。主要な登場人物は、死んだと思ってもしぶとく生き残っている。ご都合主義というより、最善説の実現だということだろう。 酷いめにあったり、裏切られたりと辛酸をなめるが、最後は信頼出来る仲間達との大団円で読後感も良い。お勧め。

2022/09/19

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