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街場の平成論 (犀の教室)

街場の平成論 (犀の教室)

街場の平成論 (犀の教室)

作家
内田樹
小田嶋隆
釈徹宗
白井聡
仲野徹
平川克美
平田オリザ
ブレイディみかこ
鷲田清一
出版社
晶文社
発売日
2019-03-29
ISBN
9784794970374
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街場の平成論 (犀の教室) / 感想・レビュー

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まさひろ

一昨日出たばかりだが、新元号が発表される前に読み終えることができてよかった。 元号による時代の区切りは、ある意味では押し付けられた価値観による恣意的なものに過ぎない。 しかし、たとえそうだとしても、その区切りの節目にを何かを真剣に考えることは決して無意味ではないと思う。 内容は、全編を通して何一つとして明快な結論は書かれていないが、「その複雑さ込みの高い解像度で示された複雑な世界の記述」がもたらす高揚感は一読に値する。

2019/03/31

冬佳彰

内田樹さんが「お題」として、平成論を依頼し、書き手が様々な切り口で答えたという作りだ。結構、難しい設問だったのね、というのは、何となく分かる。俺に響いたのは、内田さん、白井さん、小田嶋さん、鷲田さんの論だったな。この手の緩いお題に対しては、(言い方は悪いが)真面目すぎると面白くないってことなのか?とは言え、俺も元号に沿った時代論って良く分からないってのは、平成を少しすぎた頃から元号ベースでモノを考えなくなったからかもな。あ、小田嶋さんの、平成の若者が貧しさを実感しない原因ってのは面白かった。解答は本書で。

2019/08/17

ophiuchi

けっこういろいろなことがあったけど、何人かが書かれているように、日本の衰退が始まった時代だと言われることになるんでしょうね。

2020/04/26

yhirose254

『ひるがえって、平成の庶民は、不平を言わない。可処分所得を制限され、非正規雇用を余儀なくされ、賃金上昇の望みを断たれ、親よりも狭い家に住み、20年前には存在しなかった・・携帯電話の通話料に圧迫され、雇い止めに怯え、結婚を諦め、・・倍近くに上昇した大学の授業料を負担しきれずに学資ローンまがいの奨学金に頼っていながら、それでもなお平成の平均的日本人の多数派は、与党を支持し、デモに集う人々に冷淡な視線を浴びせ、サービス残業に従事し、牛丼の安値を福祉の一種だと思い込もうとしていたりする。(p173)』言葉もない。

2019/06/01

鬼山とんぼ

編者の内田樹氏は街場と名の付く評論集をいくつも纏めているが、これは体制・権力におもねらない、自由な立場で正論を語っていることが確実とお墨付きを与えた論者の意見である、というささやかな示威行動のラベルなのだろう。で、内容は非常によろしいと感じた。私自身は1958年生まれで論者のほぼ中間的な年齢で、論者諸兄の視点をある程度理解しやすかったせいもあるが、感動したというのも面はゆいが、大いに勉強になったし自分の考えを整理する役にも立った。「実現しなかった歴史を再考してみる」という言葉は気に入った。

2019/07/06

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