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異教の隣人

異教の隣人

異教の隣人

作家
釈徹宗
細川貂々
毎日新聞「異教の隣人」取材班
出版社
晶文社
発売日
2018-10-26
ISBN
9784794970619
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異教の隣人 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

背表紙を図書館で見た時に「がっつり、宗教について紹介しているのかな」と勝手に予想していました。読んだら儀礼や祈りの様子に信者さん達の声を載せている構成だったのでちょっと、違っていました。日本にある外国からの各宗教の紹介だけでなく、「ムスリムと衣服」や「日本人ムスリム」など、宗教と文化の折り合いなども書かれています。日本での暮らしでコミュニティの場ともなっている儀式についてと日本に住んでから自分の所属する宗教への意識への変化、ヒンドゥー教の「どんなものにも神様はいる」という考えが印象に残った。

2019/02/28

ネギっ子gen

毎日新聞のご存知「宗教モノ」で、しかも今回は、釈徹宗師中心に“チーム異教の隣人”を結成となれば、もう読むしかないですね。確かに、大阪本社学芸部には面白いメンバーが揃うてはりますな。タイの僧院で出家修行とか、東大寺で僧籍とか。漫画で『ツレうつ』の細川貂々氏も推参。異国にルーツを持つ人たちは、どんな神様を信じて、どんな生活習慣で、どんなお祈りをしているのか? イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教からコプト正教まで、取材班が様々な信仰の現場を訪ね歩いて考えたルポ。毎日新聞で大好評の連載を大幅加筆のうえ単行本化。⇒

2020/12/19

テクパパザンビア

面白かった。ジャイナ教、シク教は知らんかった。色んな宗教があり慣習がありたくさんの神様がおるんやなぁ!

2020/07/15

Norico

街を歩けば必ずといっていいほど、外国の方たちとすれ違うけど、その人たちがどんな宗教を信じているのか、あまり考えたことなかった。それは宗教に寛容というか、あまり関心がない日本人の国民性もあるのか。コプト教とかジャイナ教とか聞いたことのない宗教もあって興味深い。読んでて神を信じることもだけど、同国人で語り合う時間の大切さも感じた。異国で暮らす上で溜まるストレスは大きいんだろうなぁ。

2019/08/21

空のかなた

インドのジャイナ教はカースト制を否定し非暴力と不殺生を説き、厳格なベジタリアン、積極的な布教もしない。キリスト教、仏教に次ぐ規模のヒンドゥー教は、教祖はおらず聖典も多様、異質な物を排除するする事なく何でも飲み込んでしまうようだとも。スヴァ・ダルマ(それぞれ果たすべき役割がある)は腑に落ちた。ムスリマの章では、服飾を選ぶときまず神の眼を気にするとも。異性や同性の眼以上に。伊集院光さんがNHKで「宗教に関心はないが、例えばおにぎりを踏めと言われればどうしても無理と」これは宗教の本質に近いという記載に成程と。

2023/12/16

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