読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

濃霧の中の方向感覚

濃霧の中の方向感覚

濃霧の中の方向感覚

作家
鷲田清一
出版社
晶文社
発売日
2019-02-01
ISBN
9784794970664
amazonで購入する Kindle版を購入する

濃霧の中の方向感覚 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

よこたん

“標準語で書かれた端正な文章を読んでいても、書いているのが関西人ではないかとおもうときがある。” ああ、これか。鷲田さんの文章がとても好きな理由が分かった気がした。なかなかにかたい内容のことでも、どことなく柔らかな物腰というか、温かみがあるというか。この多幸感が、どこから来るのかが、ストンと腑に落ちた。「社会」「政治」は悲しいかな頭がついていけなかったが、「文化」「教育」はそうそうと楽しく、「身辺雑記」は一番面白かった! 「震災後のことば」は、胸の中を風がぴゅうと吹き抜けるような心地だった。

2019/05/09

ムーミン

「つくる」と「つかう」の話、とても心に残りました。「つくる」ことが、人の普段の暮らしから離れていった。「つかう」とは、道具に「付く」「合う」こと。自らと道具とが一つとなり、道具が自分の体の一部となって対象に働きかけること。

2019/05/13

抹茶モナカ

朝日新聞一面の『折々のことば』を毎日チェックしているので、著者が引用する箴言とそこから導く哲学には親しみがあり、新聞の片隅のコーナーからより大きく入れ物を変えての思考を味わえた。この哲学エッセイ集で一番強く考えさせられたのは、公共サービスへの依存で生きる力を失った私達日本人の事。東日本大震災の際には、或いは、自分たちは難民になっていたかもしれない事。繰り返し語られていたせいもあり、ハッとさせられた。幾つかのテーマ毎に分けられているエッセイ集で、哲学のエッセンスがあって、短いエッセイが主なので読みやすい本。

2019/05/01

みどりくない

色々なことに思い馳せながら読めた本だった。通っている大学の風景とか、国会パブリックビューイングとか、将来どんな街に住みながらどう働くかとか… 理想論のように感じる部分もあったけれど、夢を見させてくれたり温もりを感じさせてくれる本だった。希望をもらった。

2019/06/06

鷲田さんの思考がとても憧れ。やさしく、細やかな視線をわたしももち続けたいという気持ちにいつもなる。濃霧の中の方向感覚、ほんとうに素晴らしいタイトルで、自分の居場所が分からなくなったり道標を見失ったりしたときいつも立ち戻ってきたい本。畠山直哉さんの写真もすてき。

2019/05/05

感想・レビューをもっと見る