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無限の荒野で君と出会う日

無限の荒野で君と出会う日

無限の荒野で君と出会う日

作家
橋口亮輔
出版社
情報センター出版局
発売日
2004-09-16
ISBN
9784795842724
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無限の荒野で君と出会う日 / 感想・レビュー

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きーみん

思わずメモを取りたくなるような、心をノックする言葉がたくさんあったが、納得できないと思う言葉もいくつかあった。橋口さんには、彼を甘やかし彼も心から甘えられる誰かが必要なんじゃないだろうか。ゲイであることを隠していてもカミングアウトしても苦しそうで、その苦しさとなんとか折り合いをつけて幸せになろうとする葛藤の中から、人を感動させる映画を産んでいるのかなと思った。

2010/06/03

namunamuナムちゃん

どんなに裏切られても、最低な思いをしても「人と関わっていくことが生きること」という強い思いがあるから、この人は素晴らしい映画を作り続けるんだよなあ。繊細さと、面白いエピソードが読めて楽しかった。

2015/12/06

ケイゾウ

実家で発掘し再読。私の好きな映画監督によるエッセイ集。映画の製作に直接かかわることは書かれていませんが、彼の生き方や考え方のすべてが映画に向かっているように感じました。こんなに潔癖でひたむきな生き方だったら色々としんどそうです。けれど、人一倍感受性豊かに物事に向き合う人だからこそ、真摯に心に響く映画が生み出されるのかもしれません。深く感じ入る言葉に胸を打たれるエッセイでした。

2013/04/28

chidoriashi

著者の作品である『ハッシュ!』と『ぐるりのこと』を見終わった後、泣きたくなるような笑いたくなるような不思議な気持ちになった。「“生きようという意志を持って生きていく”ということ。そのことだけが、どんな変化や障害からも僕たちを守る、強烈な光である」映画の中の弱くて醜くて愚かでいとしい人たちを見て、そんな光に照らされたような気持ちになったからだったんだな。

2011/12/20

まさやん80

橋口亮輔さんの1990年代から2000年最初までのエッセイをまとめた本。「二十歳の微熱」「渚のシンドバッド」「ハッシュ」がその当時作っていた作品。 ゲイに関する話題が大部分となるが、やはり当時と今では随分とLGBTに対する考え方が変わってきており、当時の橋口監督の苦悩は分かるものの、今読むと同じところをグルグル回る感じがして少しつらい。

2018/02/17

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