ROCK
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ROCK / 感想・レビュー
きいち
読んだのは90年刊行の大判、CUTIEのムックとして出されたもの。口絵で岡崎はコスプレしてたりする。◇この時期、なんか自分が読む雑誌読む雑誌岡崎京子が出てた。これもそんな形で出くわした一冊。だいぶたってるし本は結構ボロボロだけれど、お宝だ。◇このROCK、岡崎京子でしか読めないものが一番詰まってる気がする。ヌケ感とか、引用ぶりとか、ローカルさとか。pinkやヘルタースケルターは何かもっと普遍的な感じだから。◇スピカって、アトム後日談のキャラ。群を抜いて彼女だけマイナー。ミッチイじゃなくてスピカなんだなあ。
2016/11/26
一号
みんな「仕合せのやり方」に固執してしまうから何だかよくわからないことになっちゃってぐちゃぐちゃのめちゃくちゃになってそれでも執着してしまうからみんなみんなバラバラに破壊されてゆくのかも知れない。同じハチャメチャさでもまぁ頭カラッポな感じにズルい連中からドハツテンツク感じで横槍入れられても脇目も振らずにガーッて蹴り込んで突っ込んでもぎ取って、それで仕合せになれたらいい加減でももうそれでいいんじゃないかなってことをぼくは考えたのだ。「人がいっぱいでたのしいな」うん、サイコーにナイスな言葉だと思う。
2010/08/15
もも
25年前のマンガ。やたら中指立てたり、FUCKとかくわえタバコとかそういうのがかっこいいと言われた時代なのかな。全然共感出来なかった。
2017/05/06
南禅寺の小僧
能天気なまでにハッピーな後日談が末恐ろしい。力の入っていないことの気持ち良さ。
2015/02/01
an
わたしにとって、最後のみんなで大団円のシーンが恐ろしく感じられました。女の作家さんしかこれは描けないんじゃないかなぁと思いました。「恐ろしい」というのは、もちろん自分が登場人物だったらこういう感情にはならないという意味もありますが、そのほかに「自分ではこれは絶対に描けない」というもの、それと「自分じゃこのシーンで読み手を納得させられない」というものがあり、改めて岡崎京子ってすごい技量の作家だと思わせられました。作品に流れるパンクな雰囲気も大好きです。
2015/01/01
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