プロメテア 3 (ShoPro Books)
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プロメテア 3 (ShoPro Books) / 感想・レビュー
蛸
最終巻で描かれる世界の終わりは啓示であり、プロメテアは1つの世界観、物の捉え方を提示する。ここで描かれる魔術的世界観の根底にあるのは存在に対する驚き、世界に対する純粋な驚きだろう。それはこのコミックのすべてのページから溢れ出る世界に対する肯定感の基盤にあるものだ。極上のアートを使って描かれる、想像力を使って世界を変革するという人間に与えられた最も偉大な能力への賛歌。圧倒的な情報量に頭がクラクラするものの読後感はとてつもなく爽やか。ムーアの世界に対するまなざしの優しさの根本にある考え方に触れられた気がする。
2019/07/28
イシザル
ピンチョンを、初めて読んだ時以来の衝撃。 全然わからん。 このわからん漫画は、全部カラー。絵の具だけで、いくらかかたったんだ?そして内容は理解不能。 漫画だろーと表現に一切の妥協しない一流の芸術家の作品だ。
2020/08/24
arekcey
まあ物語としてはメタに着地する以外に無いんだよね。それは分かっていたけれど、最終章、これでもかというほど濃いのに最後まで読ませる。ムーア先生キメすぎ
2020/09/06
luadagua
ようやく読了。でも、一度読んだだけではとうてい理解が追いつかない。プロメテアが炉辺で寿ぐ「世界の終わり」は読者に向けてのメッセージのようで、読んでいて胸が熱くなった。そして、終わりを迎えた後の流れに、なんだか禅の十牛図を連想してしまった。また、じっくり咀嚼しつつ読みなおそう。
2020/08/14
fap
世界の法則を変えて、世界を継続させた。
2020/08/07
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