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奇跡を呼ぶ100万回の祈り

奇跡を呼ぶ100万回の祈り

奇跡を呼ぶ100万回の祈り

作家
村上和雄
出版社
ソフトバンククリエイティブ
発売日
2011-06-27
ISBN
9784797365726
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奇跡を呼ぶ100万回の祈り / 感想・レビュー

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テツ

未来という「この先」の概念を理解し、そこに到達したときに現在よりも状態が良くなっていることを望む。祈ることって人間にしか成し得ない崇高かつ高度な行動なんだなと改めて思う。人が在り続ける限り過去から未来へと少しでも良くなりますようにと繋がり続ける祈りという行動。他者を憎むことも恨むことも絶対にしない。ただただ自分の大切な人を世界に存在する同胞を、みんなが纏めて幸いに至りますようにと祈り続ける。いつか世界が祝福されますように。遺伝子のように螺旋を描きながら祈りが世界に満ちたときに何もかもが救済される気がする。

2017/09/20

Gotoran

3.11を契機に、遺伝子研究の第1人者である著者(科学者)が、世の中の事象に対して「科学的に説明できること」と「(科学では説明できない)目には見えない本当に大切なものがある」ということを、豊富な経験・知見を交えながら、誠実に語られている。随所に、深い洞察と優しい眼差しが窺える。日本人には太古から脈々と受け継がれてきた利他の心と行動と「祈りの民」の遺伝子があると。人智を遥かに超えた叡智、目には見えない確実な何か、サムシンググレート。何事に対しても謙虚であること、日々に感謝する気持ち、大切にしたい。

2011/07/08

あまがえる

特定の信仰を持たない自分は、祈りたい時にどのように祈ったらいいのかわからず、祈りに対して漠然とした想いを抱いていた。その想いを払拭する一冊。祈りとは膝まづいて手を合わせるものではなく、行動にも祈りがあり、森羅万象に想いを馳せるのも祈りであった。そう、祈りとは日本人にとって身近なものであるのに、現代社会に生きる我々は忘れていたのだ。遠い記憶の彼方にある脈々と受け継がれた祈りを。

2011/10/16

鬼山とんぼ

奇跡とは偶然なのか偉大なる無意識「サムシング・グレート」のなせるわざか。素直な祈り、他者を思いやる気持ちの効用が平易に書かれている。直前に読んだ白石一郎の「海将」との絡みで言うと、クリスチャンとなった主人公小西行長に語った「小さな者ほど大きい」という宣教師の教えが心に響いた。彼が仕えた豊臣秀吉は関白になった後、人変わりしてしまい、謙譲の心を失い朝鮮征伐から明国支配を目論むという大風呂敷を広げた末、周囲の人々を巻き込んだ大災厄と自身一族の滅亡を招いた。過度の我欲を戒める本を連続で読んだことになる。

2015/12/06

ジュリ

人間は今まで自分たちのことばかり考えてきました。東日本大震災をきっかけに、自然との共存を考えさせられました。 日本人は昔から自然と共存して生活していました。今、それを思い出すときだと思います。

2013/02/22

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