KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書)

やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書)

やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書)

作家
近藤誠
和田秀樹
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2018-03-06
ISBN
9784797393613
amazonで購入する Kindle版を購入する

やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

GAKU

近所の私のかかりつけのお医者さんも、この著書と同じような事を言っていました。特に現状で支障が無いようであれば、むやみやたらと何かの数値を正常にする薬とかは、飲まないようにしよう。痩せている人よりは多少メタボ気味の人の方が、長生きするという説も興味深かった。“健康のために”という事に過敏にならず、出来るだけ長く仕事を続けながら、食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んで、残りの人生楽しく生きて行こうと思いました。

2018/12/29

きみたけ

著者は、近藤誠がん研究所所長の近藤誠先生と、和田秀樹こころと体のクリニック院長の和田秀樹先生。職場健診や人間ドックは本当に「健康のため」になるのか。健診を受けたら寿命が延びるというデータはなく、健康人が病人にさせられムダな手術や投薬で命を縮めていく日本の医療の現状を憂いた対談本。医療ビジネスのターゲットはもはや老人から40〜50代へシフトしており、検診をキッカケに手術や投薬で金をむしり取る構図になりつつあるという。医療を受ける側も相応の医療リテラシーを身につけないといけない時代になったんですね。。

2024/02/16

ニッポニア

うむ、なんと、健康診断の愚。医療の常識をとことん覆せ。以下メモ。CT被曝で未成年者の発ガン率が増加。癌で亡くなった人の3%は医療被曝と推定。検診とそれに引き続く医者たちの介入が寿命を縮める。医者たちは無効とわかっている検査と治療をやめない。コレストロールの低い人はボケたり要介護になるリスクが高い。職場検診も人間ドックも日本だけの奇習、健康人を病人に仕立てる錬金術。ほっとけば死ぬまで悪さをしない前立腺癌をわざわざ見つける愚。血圧の基準を10下げると患者が千万人生まれる。死ぬまで働くべし。

2022/12/24

レモン

どう見ても不摂生な生活をしている元上司の健康診断結果がほぼAだったことが疑問を持ったきっかけ。私も先日妊娠中の健康診断にも関わらず、問診の先生が数値だけ見て話してこられ話が噛み合わなかった経験から疑問がさらに膨らみ読んでみた。標準値・基準値がそんなに適当に決められていたなんて。1から10まで鵜呑みにするのは微妙だが、血圧は年齢が上がるにつれ高くなるのは当たり前、とはどこかで聞いていたので納得する部分も多かった。ただ私はオーバー気味ではなく、不足or下回っているのでBMI標準を目指さねば。

2023/08/09

Sakie

養老先生のお話からのつながりで。この手の議論は極端になりがちで、素人には判断のつかない部分も多い。しかし、それなりの機関による調査結果は信用に値すると思う。文中で紹介されるこれらの結果から言えば、がんは早期発見して治療を続けるほど早死にする。BMI26~30のちょいメタボがいちばん長生きする。血糖値や血圧、コレステロールを薬で下げないほうが長生きする。歳を取ると各種の数値が上がるのは、体の自己調節機能の働きなのであって、そこに自然の摂理があるという考え方だ。機嫌良く生きるためには、知らないほうがいいわね。

2021/05/19

感想・レビューをもっと見る