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支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書)

支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書)

支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書)

作家
堤 未果
中島岳志
大澤 真幸
高橋源一郎
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2019-07-06
ISBN
9784797398854
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あらすじ

人気番組「100分deメディア論」気鋭の論客が
「閉塞感の正体」を解き明かす!


名著(古典)を通じ、メディアの本質に迫った『100分deメディア論』。
放送後、話題を巻き起こし、視聴者から再放送リクエストが殺到。
スタジオ番組としては異例となる「ギャラクシー賞」を受賞しました。
放送から1年。
「まだ語るべきことがあるのではないか」
その思いから、気鋭の論客が再集結、
番組放送からあらたな名著をセレクトし、
日本の危機を徹底討論します。

●目次
はじめに(堤未果)
第1章 政治権力とメディア 堤未果 ハルバースタム『メディアの権力』
 人間を通して事実を見る
 単純化と視聴率主義への警鐘
 中流がジャーナリズムを支えた時代
 メディアが始めた戦争とメディアが終わらせた戦争
第2章 民意の暴走は止められるか 中島岳志 トクヴィル『アメリカのデモクラシー』
 政治を学ぶ人の必読書
 「中間共同体」の必要性
 多数者の専制──ポピュリズムをいかに防ぐか
第3章 ナショナリズムの取り扱い方 大澤真幸 ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』
 ナショナリズム研究の古典中の古典
 そもそも「ネーション」とは何か?
 起源が古いと思いたがる
 俗語の神聖化
 新聞と小説──独特の時空間の観念
第4章 「本を燃やす」のは誰か 高橋源一郎 ブラッドベリ『華氏451度』
 ノスタルジックなSF作家の衝撃作
 本を焼き払うファイアマン──第1部 炉と火竜
 大衆の選択──第2部 ふるいと砂
 自主的に本を捨てた──第3部 明るく燃えて
終章 メディアの生きる道
 文化には「分かりにくさ」が不可欠
 「忖度」の構造に取り込まれるな
など

支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐島楓@勉強中

欧米のように宗教もなく、かろうじて残るモラルも次世代までもつかどうかわからないこの国は、正義のためにどうやって連帯していけばいいのか。それを考えるのが、今後の課題になるだろう。

2019/07/18

ころこ

「100分de名著」をみて、同名の書籍を探していて本書をみつけました。おや?と思うことが多く、よく見比べてみると、番組の本ではなく、同じ出演者によるそれぞれ別の本を紹介した共著でした。まず、バランス感覚が失われています。じっくり思考するための語り口ではなく、煽って読ませようとしている序文が付してあります。本書で行われている議論は、自己言及的に本書の批判にもなります。現代に起こっている問題に引き寄せすぎていて、かえって紋切り型の言葉が並びます。同じ論者で印象が違うのは、編集者に問題がありそうです。

2019/09/16

teddy11015544

人間にフォーカス⇒感情に縛られる。個別の物語の普遍化⇒単純なストーリーの蔓延⇒陰謀論、などなど。映画のペンタゴンペーパーズを見てから読みましたが、面白かったです。映像は時間と空間を超越しますが、優れたテキストは書く時間と読む時間をかけることで個別性をも超越すると思う。

2019/09/15

council

定番的なメディア論の古典名著4冊をネタに昨今のメディアが政権に弱腰になっている状況を問題提起しているのだがなんとも難解。メディア論本の解説なのか現政権への異論なのかゴチャついてる印象で、右派の本でよく出る朝日新聞批判(=インテリ層への反感)の根元ってこういった難解さに起因しているのではないかな?とふと思う。

2019/08/29

Eiki Natori

テレビも新聞もネットも、自国の問題に沈黙し、韓国への憎悪を煽るものばかりである。反日という単語が一般名詞化し、政府の対韓政策に7割が賛成する事態である。その構造を4つの「古典」を読み解いて探ると、現代に通底する話ばかりである。古今東西、戦争を引き起こすのは、メディアの役割が大きいことがわかる。メディアに資本の論理が入り、大衆に売るために「善と悪」など物事を単純化し、「善意」の人たちが理性と引き換えに情緒で動くことの恐ろしさ。メディアがやるべきことは事実を知らせ考えさせることであるべきという意見に賛成。

2019/09/07

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