読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

A3

A3

A3

作家
森達也
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2010-11-26
ISBN
9784797671650
amazonで購入する

A3 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

遥かなる想い

第33回(2011年)講談社ノンフィクション賞。 オウム真理教麻原彰晃裁判を追う 物語である。 著者は テレビ番組制作に携わってきた ようだが、執拗なほど 麻原裁判の異常さを 読者に伝える。 無意識のうちに 皆が心に持つ 「オウムは特別であり、例外である」という感覚に警鐘を鳴らしているのだろうか ..それにしても、麻原彰晃の異常さと オウム裁判の異常さだけが、記憶に残る 本だった。

2017/07/23

ケイ

読むのがしんどいのは長いからだけではない。雑誌の連載をまとめたものだから、全体としてまとまりに欠けるというわけでもない。読み進めるごとに、作者の考え方の偏り、他人の意見に耳を貸さない姿勢、自分と考え方の違うものに対する批判・攻撃的な態度が、著しく目についたからだ。麻原の家族を心配するのはいいが、オウムにより殺された人、心身ともに癒えぬキズを残された人や家族への思いやりがまずあってのことだと思う。作者を批判するには、とにかく最後まで読もうと思ったので、つらい読書だった。

2014/12/20

ky

エピローグの中川とのやりとりを読むだけでよかった。松本の出自や来歴を特に知りたいとも思わないから。著者の主張は、裁判は松本の精神病を治してから再開し、事件の真相を本人に語らせよ。でも、そんなこと出来ないでしょ。裁判開始時のまだまともだった頃ですら、まともな応答してないのだから。オウムをナチス、スターリン、毛沢東、ボルポト、そして昭和天皇のそれぞれの権力の構造と対比し類似性があるとの指摘は、オウムの過大評価の気もするが、一つの考察としてはよいかも。

2015/12/06

べんてん。

これもしばらく積ん読状態だったのだが、昨今のオウムにまつわる急激な状況の変化。これは読まねば!ということで、ようやく読了。オウムの幹部達の証言からオウムが地下鉄サリン事件を引き起こすに至る仮説もおもしろいが、目から鱗だったのは、本の最後で述べられた麻原彰晃の視野というか意識というかネタばれになるので詳しくは書けないが、その読み解き方にはある意味衝撃を受けた。森氏のマスコミと日本国民に対する警鐘は本当に身につまされる。が、年経るごとに段々悪くなる一方だと感じる。この先の日本はいったいどうなるのだろうか?

2012/07/02

まろ

何人かノンフィクション作家の方が推奨していたから読んだ。宗教や裁判の用語にが難しかったが、読み応えのある本だった。メディアで流れてる事をそのまま鵜呑みにして信じてしまうけれど、実際は様々な利害関係に影響されていたり、より視聴率が取れるセンセーショナルな書き方をしていたりと、真実の中でも切り貼りされて報道されていることがよくわかった。よくわからない犯罪は怖いから、恐怖に駆られて重い罪を早く科してほしいと思ってしまいがちだが、恐怖で試行をストップさせるのでなく、きちんとそれぞれ考えることが大切だと思った。

2014/08/21

感想・レビューをもっと見る