写真集 野口健が見た世界
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写真集 野口健が見た世界 / 感想・レビュー
やすらぎ 🍀安寧祈願🍀
私たちの価値観で物事を見てしまうと、気づかないことがある。欲しいものをいくら抱え込んでも満たされないもの。生き生きと純粋に喜ぶ笑顔。野口健が見た世界。影と光、死と生が身近に感じてしまうヒマラヤ。最高峰挑戦時の別れを忘れられない。逝く人の覚悟、仲間を残して下山する覚悟。極限地の声なき声を探したい。黒いごみ山に立つ大鳥ハゲコウ、ケニアの現実。人と人が争い放置された遺骨採集。遺留品の時計は7時11分で止まっている。原発被災地。あの日羽田空港の空は異様であった。人が消えた畜舎では生きる術はない。現実を撮り続ける。
2023/08/11
mai
綺麗なヒマラヤの風景写真だけでなく発展途上国や東北の被災地の写真も載っていて色々と考えさせられました。
2014/12/21
くろにゃんこ
『神々の山嶺』を読み終えたので、エベレストを写真で見ようとこの一冊。ヒマラヤ、アフリカ、遺骨収集、東北被災地とたくさんの現実です。さまざまな生と死。
2015/03/25
けんとまん1007
素晴らしいとともに、深みのある一冊。ただし、その深みは、読む人によって、かなりの違いが起きると思う。視点をどこに持つのかで、全く逆にもなりうると思う。生きるとは、幸せとは・・・などを、いやでも考えてしまう。そして、雪崩に巻き込まれたあとの写真も凄い。命を感じる。そして、ここに登場する、特に、子どもたちの眼の透明さには、圧倒されるものを感じてしまう。ということは、それだけ、濁ってしまったというべきか、まだまだ、そう思える感性が残っているというのか。
2016/06/22
雨巫女。@新潮部
《書店》いろんな行けない場所のA面やB面を見せてもらえた。かなり衝撃でした。私の日常では、あり得ない写真ばかりで…。
2013/08/25
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