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チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書)

チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書)

チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書)

作家
酒井邦嘉
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2019-04-05
ISBN
9784797680379
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チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー

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1959のコールマン

☆0。これは酷すぎる。科学どころかチョムスキー礼賛本、いや「チョムスキー宗教」本と言っていい。普遍文法やチョムスキーの理論を調べるために読んだんだが、全然参考にならないばかりか「チョムスキーを信じない奴は非科学だ、天動説者だ」「チョムスキー万歳」といった調子が全編にわたって続く。出版社は何を考えてこんな本を出したのか。これじゃあチョムスキー本人が大誤解され大迷惑する。普遍文法等を調べたいならば他の本を当たるべし。

2019/09/14

Miyako Hongo

言語学は手を付けたい分野なのだが、なかなか良さげな本がない。この本は言語学+脳科学なのでとっつきやすくて面白かった。□あらゆる言語の文法の根底に共通する法則があるはずだ、というチョムスキーの学説と、それを裏付けるハードウェアとしての脳機能の検証。どっちも面白くて深掘りしたくなる。山田正紀の“神狩り”だったかに、遺跡から発掘された碑文が、文法的に人間の言語ではありえない=神の言語、って展開があったのを思い出した。□MeCabで形態素解析をする程度には文章に興味あるんで、先の楽しみが増えた。

2019/05/30

奏市

難しかったぁ。こんなに理解が及ばない本は久々だった。まず、チョムスキーの言語理論の革新性が語られる。言語を生み出すシステム自体が生得的で、物理学と同様、自然法則に成り立っており、言語学は科学であるとする。えっとなるが、徐々に真理のように思えてくる。ただし、悲しいかな、そのチョムスキーの著書『統辞構造論』を読むの章が、全然理解が及ばない。最後に脳科学によるその言語理論の正しさへの追求へと移っていき、脳腫瘍患者へのテストにより、文法中枢の存在の証明、失語症ならぬ失文症を明らかにした点は、感嘆させられた。

2019/09/05

くにお

第一章は人間の言語能力への科学的アプローチとしての生成文法理論を概説したもので、特筆すべきものではない。素晴らしいのはチョムスキーの最初の著作『統辞構造論』を解説した第二章。生成文法のエッセンスを「理系」の立場から一般向けに解説したものはおそらくこれが初めて。「信者」ということばでチョムスキー理論を批判した気になっている「文系」の面々をしばしば見かけるが、彼らは本書にかかれているような生成文法の理系的基礎を決して顧みようとはしない。三章では著者の研究チームによる実験もいくつか紹介されている。

2019/06/02

志村真幸

 著者は言語脳科学者。チョムスキーの言語理論を、実際に脳を調べることで実証しようとしている。  本書は、前半でチョムスキーの解説、後半で自身の研究が紹介されている。いずれも入門的な内容であり、とくにチョムスキー理論について、関心はあるけれども、これまでよく知らなかったというひとにはちょうどいいと思う。  また、それを脳科学と結びつけたところがすごい。言語が人間の脳に特有のものであり、しかも、どの部位が司っているかまで突き止められつつあるとは。  わくわくするような一冊であった。

2019/04/05

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