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ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書)

ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書)

ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書)

作家
服部 桂
稲見昌彦
ピーター・スコット・モーガン
為末大
平沢進
渡辺 正峰
木下 美香
粕谷昌宏
富野由悠季
ケヴィン・ケリー
大森望
塚越 健司
ドミニク・チェン
吉川浩満
さやわか
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2022-02-07
ISBN
9784797680911
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ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー

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小太郎

集英社の季刊誌「kotoba」の2021年の特集「人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?」を新書化した本。執筆陣が豪華なのと各人が好きなように「人間拡張」を語っていて、少しとっ散らかった感じですが下手なSFなんかよりずっと興味深い一冊になっていました。これ読むと私が遠い未来の話だと思っていた脳のコンピューターへの移植や人間改造など既に現実のものになって来つつあると言うのでまず驚きました。中では何と言っても渡辺正峰さんの 「両眼視野闘争」の実験、実際に知覚交代が自分で体験出来てえ~え~こりゃ何だ!と驚愕!

2022/09/14

志村真幸

 2021年9月の雑誌『kotoba』の「人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?」を新書化したもの。  為末大「技術革新と人間の思いが、限界を拡張させていく」、富野由悠季「人類は「ニュータイプ」になれるのか」など15篇が収録されている。  工学者、アニメーション映画監督、SF小説研究家、脳科学者、陸上選手、ミュージシャンと多様なひとたちが、それぞれの考える人間の可能性について語っている。  工学や情報学の世界では、かつてSF小説のなかにしか出てこなかったような未来がすでに実現しつつあるというのもすごい。

2022/02/08

takucyan1103

【IG図書館 ★★★★】▽一人の人間が複数の個を自由に行き交い、複数の世界を生きる未来。そこには確かに誰もが共感できる一つのユートピアなど存在しない。▽LGBTは愛のことであって、性のことではありません。▽現時点でコンピュータにまったくないものがある。それは、ものを見る、音を聴く、手で触れるなどの「感覚意識体験」━いわゆるクオリアである。▽人間が道具を発明したという古い考えかたは、誤解を招きやすい一面的な心理で、むしろ道具が人間を発明したのだ、というほうが正確であろう。━━ アーサー・C・クラーク

2022/07/23

sasayan99

示唆深い良著。この後読む予定のピーターSモーガン著作ネオヒューマンの前提的な知識の為に読んだのだがずっと唸り続けていた。情報機械工学は産業革命以来の大変革の可能性を秘めているのだと改めて認識させられた。蒸気機関の登場後、24時間フル稼働の工場が登場した。そこで働く労働者は幸福追求、人間的な時間を無視され体を壊そうが働いた。謂わばテクノロジーに使役される、人間と機械の主従関係が逆転した状態。そこから福祉、人権といった倫理観の変革が生まれその様な労働は少しづつ改善されていった。そして21世紀、

2022/05/12

Daiki Enomoto

「人間の拡張」と聞いて、どんなことを想像するだろう。SFのような世界観やメカニカルなイメージが先行するかもしれない。本書ではさまざまなバックグラウンドの専門家、実践家、研究者が、人間の拡張についての私見や眼差しを提供してくれる。

2022/02/19

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