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レイチェル・カーソン いまに生きる言葉

レイチェル・カーソン いまに生きる言葉

レイチェル・カーソン いまに生きる言葉

作家
上遠恵子
出版社
翔泳社
発売日
2014-07-18
ISBN
9784798136974
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あらすじ

『沈黙の春』から半世紀――カーソンが生きていたら、いまの日本を見てなんと言うだろう?

 レイチェル・カーソンとはどんな人だったのか?  もの静かで、家族思いの、控え目な人だったが、茶目っ気もあり、ユーモアの人でもあった。  幼い頃から文章を書くのが得意で、自然観察も大好き。コピー機もファックスも、もちろんコンピュータもない時代に、膨大な情報を集め、やがてその細い指先から自然破壊を告発する言葉がつむぎ出された――そして完成した『沈黙の春』で環境問題に警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソン。  その思想が、いま新たに見直されている。本書は、いまだに根強い人気を誇るレイチェル・カーソンの思想から生涯までをあまり知られていない側面に光を当て、当時の写真や彼女がつむいだ言葉とともに紐解いていく。  とくに、亡くなる半年前、1963年10月におこなった「環境の汚染」という講演は、彼女の遺言とも言うべき思いがあふれている。

「わたしたちが住む世界に汚染を持ちこむという、こうした問題の根底には道義的責任――自分の世代ばかりでなく、未来の世代に対しても責任を持つこと――についての問いがあります。当然ながら、わたしたちは今現在生きている人々の肉体的被害について考えます。ですが、まだ生まれていない世代にとっての脅威は、さらにはかりしれないほど大きいのです。彼らは現代のわたしたちが下す決断にまったく意見をさしはさめないのですから、わたしたちに課せられた責任はきわめて重大です」

 東日本大震災、福島第一原発事故の後、読者が増えてきているのは、何を物語っているのだろう。

著者紹介

上遠恵子(かみとお・けいこ)
東京都出身、東京薬科大学卒業、研究室勤務、学会誌編集者を経て、現在はエッセイスト。レイチェル・カーソンの著書の『潮風の下で』(岩波書店)『海辺』( 平凡社)『センス・オブ・ワンダー』(新潮社)のほか、伝記の翻訳など多数。著書に『レイチェル・カーソンの世界へ』(かもがわブックス)など。1988年に「レイチェル・カーソン日本協会」設立に加わる。現在会長。執筆、講演などで活躍中。

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レイチェル・カーソン いまに生きる言葉 / 感想・レビュー

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nizimasu

不勉強なもので化学物質による人体の被害を告発した「沈黙の春」について改めて考えが及んだのが最近のこと。いまでも公害の告発書としても意義のある本の著者の足跡をたどったのが、翻訳者がまとめた評伝。前にドキュメンタリーで見たレイチェルの自宅周辺の景色に思いを馳せながら、告発した内容は当時のアメリカの政府を告発しただけにすごく勇気のいること。そんなことを綿密な取材と幼少時からの文章への親しみを綴った内容は今でも色あせない。こういう人が、普通の市井から出てくるアメリカの可能性はすごい。しかも日本の核がきっかけとは

2014/08/21

Yuko

彼女の生い立ち、学生時代、家計を背負って公務員として働きながら研究し執筆を行った日々等、20世紀前半という時代に女性で科学を学ぶこと、そして働き研究を続けることの大変さを改めて知った。DDT農薬の生態系や環境への影響を発表した折には、農薬業界からの反対、誹謗中傷なども凄まじく、25万ドルもが反「沈黙の春」キャンペーンにつぎ込まれたそうだ。自分の世代ばかりでなく、未来の世代に対しても責任を持つことを自らの生命を賭して貫いた彼女の生き方、そして著作から、科学者、政治家、そして私たちも今一度学ぶ時だと思う。

2014/12/01

橙子

貧乏だけどそれにめげない志があったからこそその後の生き方があった?不勉強なので何をやった人なのがまださっぱりなのでそちらの勉強をします。

2015/11/19

ケリー@根が違う

レイチェル・カーソンの沈黙の春を読んで衝撃を受けてから、3年半。今回は、書店んでたまたま目に止まった自伝を読んでみました。

2014/08/29

サボテンA

もう一度、彼女に触れたことで、読み直したくなる著書。もっと感じてみたい。

2019/02/17

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