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オウム真理教事件I 武装化と教義

オウム真理教事件I 武装化と教義

オウム真理教事件I 武装化と教義

作家
島田裕巳
出版社
トランスビュー
発売日
2012-08-15
ISBN
9784798701264
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オウム真理教事件I 武装化と教義 / 感想・レビュー

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もくもく

同時代に生きる者として、生々しい事件の記憶をたどりながらⅠⅡを読了(…というか拾い読み)し、改めてその背景や社会的影響などについての事項を整理しました。事件に巻き込まれることで、宗教学者としての生き方まで変わってしまった著者の思いの吐露から始まり、多くの人の人生を狂わせ、日本人全体の「宗教観」さえ変えてしまった事件の核心にあった「オウム真理教」という思想?について、その教義や孤立化・武装化への道を解説しています。 我が国の「宗教学」という学問は、オウム以前・以後で大きく変貌しているようにも感じるのです。

2016/08/23

サメ社会学者Ricky

日本の宗教に精通した島田裕巳先生が、オウム真理教がサリンを使う無差別殺人に至る過程を教義に注目して解説する。魂は生まれ変わりカルマを負うという輪廻転生思想、そしてその魂を高いステージに導くために殺人を肯定する思想は、私の人生理念に反し、多くの人の幸福を奪いかねない危険思想である。島田先生の解説により、オウムがなぜそこに至ったのか、垣間見ることができた。

2014/12/17

預かりマウス

劇的・ゴシップ的な内容ではないのであまり面白くはないが、一連のオウム事件の起きた根本原因を綿密に探求しようとしている。オウム事件は麻原の直接の指示というよりは、マハームドラー教義に縛られた弟子の忖度ではないか、というような内容。

2019/05/25

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