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オウム真理教事件II カルトと社会

オウム真理教事件II カルトと社会

オウム真理教事件II カルトと社会

作家
島田裕巳
出版社
トランスビュー
発売日
2012-08-15
ISBN
9784798701271
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オウム真理教事件II カルトと社会 / 感想・レビュー

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もくもく

改めて「カルトとは何か?」という問いかけが残ります。 これまで漠然と「狂信者たちの犯罪」と理解していたオウム事件ですが、オウム真理教がカルト宗教であるならば、現在テロを繰り返す「イスラム教もカルトなのか?」と考え、そしてまた宗教以外にも思いを巡らせれば、テロや殺戮の狂気を示した、いろいろな「思想」や「主義」もまた、「カルト」なのでしょうか…。 人は集団になって社会と対峙することで、その凶暴性を露わにするような、悲しい動物なのかもしれません…。

2016/08/25

サメ社会学者Ricky

島田先生のオウムに関する本のパート2。本人がバッシングを受けた当時の話や、社会においてオウムやその負の遺産にどう対処すべきかなどら興味深い内容が含まれていた。

2014/12/27

預かりマウス

2012年の出版だが、2001年の著作を二分冊にして再版したものである。第八章は「村上春樹とオウム事件」とあり、ノンフィクションとして地下鉄サリン事件を扱った村上春樹の著作を中心に書かれている。私は彼の著作を読んだことはないが、何故小説家である彼がオウム事件を扱うノンフィクションを記したのかは疑問に思っていた。島田によれば、村上の小説作品にはオウム信者の問題意識と共通するモチーフが、オウム事件前のものから既に多くあり、それが村上がオウムに強い関心を抱いた原因であろうとしている。

2019/06/09

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