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「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書)

「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書)

「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書)

作家
荒川 和久
中野信子
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日
2020-12-18
ISBN
9784799327067
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「一人で生きる」が当たり前になる社会 (ディスカヴァー携書) / 感想・レビュー

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徒花

独身研究家と脳科学者が、独身者の多くなる社会のこれからのあり方についていろいろ語る一冊。中野先生が(既婚者ながら)独身にかなり肯定的な意見を持っているので、第二章あたりでは、独身は悪か、ということについて持論が述べられている。ただ、最終的には独身がいいとか悪いとかそういうことではなく、必然的にこれから独身者が増えていかざるを得ない状況であることが、各種データや予測から明らかになっていることがわかるのが、多分この本の意義じゃないか。

2021/12/27

kum

「2040年には独身者が47%」になり「ソロ社会化する」という日本の未来予想はもうすぐそこ。結婚はしたい人がする趣味みたいなものになるかもという説まで。日々親世代と子供世代の明らかな価値観の違い、その中間にいる自分世代がまさにその転換期の狭間にいることをリアルに感じるところもあり、興味深く読んだ。メジャーとマイナーが入れ替わるような世の中では、当然暮らし方も家族のあり方も、何を幸せと思うかも大きく変わってくる。従来の価値観にがんじがらめにならず、変わりゆく社会の中で柔軟に生きていきたいとあらためて思った。

2023/03/09

Roko

生涯結婚しない人が増えていると世間では言っていますが、荒川さんの説明によると、江戸時代の状況に戻っただけなのだそうです。明治から昭和までの結婚率が高かっただけで、結局は元に戻ったというのです。恋愛弱者にも結婚して欲しいから「お見合い」という制度を作ったけれど、今はそれが廃れて元に戻っただけ、これが自然な流れなのだというのです。

2023/01/15

空猫

prime reading。脳科学者中野サンとの対談。荒川サンは「独身研究家」だそうで。近い将来独身者が半数になるとの予測。それが「普通」になる日本社会はどうなっていくのか。そもそも2割は「独り」を好み、結婚には向いていないデータもあり、そして多様性、コロナ禍が拍車をかける。withコロナ社会が当たり前の未来に、少子高齢化の日本をどう生き抜くべきか?対談なので読みやすいけれど内容はみっちり。…絆は鎖…皆で個性を求めて結局画一化…意識高い系の呪縛…欧米の方が同調圧力は強い…等がツボった。

2022/01/18

にゃにゃころ

独身者を変人扱いする義両親とご近所さんに是非読んで欲しい本。2040年には独身者と有配偶者が半々になるというデータ。でも「統計的にこうなんだよ」と説明しても「そんなはずはない!!」とか言い出しそう。ほんと、困った人たち。私自身は若い頃は群れていないと不安だったけど、今はもう何をするのもひとりが楽。(でもひとりで外食は苦手...) こんな世の中なら子どももいらないなぁ。結婚も幸せとは限らないし。欧米の方が日本より社会性が必要って意外に思ったけど、確かにコネ社会だもんね。そう考えると日本の方が生き易いのかな。

2022/08/13

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