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猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
喜多喜久
出版社
宝島社
発売日
2013-05-10
ISBN
9784800209696
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猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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りゅう☆

人との関わりが苦手な僕は、ある日落雷によって近くにいた辻森さんの体に僕が、彼女は猫に、僕の体は意識不明で入院することに。なぜ入れ替わったのか?テレパシーで会話ができるので日常任務をこなしながら、元に戻れる方法を模索する二人。ある時、突然短時間だけ元に戻った。原因を探り、実験を繰り返す。化学的蘊蓄を交えながらは喜多作品っぽい。人が苦手な僕が辻森さんとたくさん会話ができるようになり、実験を阻止する人物の存在、真犯人の追跡、二人の運命など先が知りたくて一気読み。ラストにあの二人がくっつくなんて驚きでしたけどね。

2019/07/15

ちょこまーぶる

僕にしてはページを捲るスピードが速かった一冊でした。それ程、面白かったということですね。ある出来事をきっかけに理系の男子学生、女子学生と野良猫の魂が入れ替わって大学の研究室で起こる事件を解決していくという話なんだけど、そのスピード感がたまらなく好きな感じで、意識し始めた学生二人の掛け合いもじれったく、この先どうなるのかなぁ~と思いながらの読書でした。そして、僕は文系頭の人間だから理系の人が読んだら、もっと面白いんだろうなと思いますね。何故なら薬品名や化学合成の件は、僕にはちんぷんかんぷんでしたからね。

2018/10/27

dr2006

舞台(東大農学部)は同じだけど登場人物の関連が無いようで、第一弾と第三弾を読み最後に本作を読んだが、完結しているし不足感もない。SFでは定番の所謂入れ替わり物だが、一匹の猫♂と、明斗♂とスバル♀2人の人間とが夫々入れ替わるところがユニーク。元が人間の明斗とスバルはテレパシーで意思疎通ができる。スバルが属する有機化学の研究室を舞台に、猫になったスバルとスバルの身体になった明斗が力を合わせ元に戻ろうと奔走するが・・。数式では証明出来ない魂や恋愛感情を、化学の切り口で解き明かす斬新なSFコメディ。面白かった。

2017/06/18

kou

前作に引き続き、大学の実験室の様子が垣間見えて面白かった。化学合成や薬品の説明に入ると、意識が飛んでいきそうだったが、分かる人には凄く面白いんだろうなぁと感じた。ラストも清々しくて、読後感も良かったと思う。

2019/05/05

coco夏ko10角

魂の入れ替わり、というのは漫画でも小説でもよくあるネタだけど、そこに猫とここまで化学が絡んでくるのが面白い。読む前「猫の魂が入っちゃった人間はどうなるんだろう…?」と気になってたのでその点がちょっと残念。でも読みやすい文章とヒロインのキャラ性で最後まで楽しめた。

2015/01/21

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