大人になると、なぜ1年が短くなるのか? (宝島SUGOI文庫)
大人になると、なぜ1年が短くなるのか? (宝島SUGOI文庫) / 感想・レビュー
さとむ
タイトル通りの疑問を年々強く抱くように・・・。本書にあるよう理由はいろいろあるにせよ、自分の場合は先々の時間を憂う傾向が強いからなのかな。そんな僕にぴったりの名言が巻末に紹介されていた。「未来がどうなるか、あれこれ詮索するのをやめよ。時がもたらすのが何であれ、贈り物として受けよ」。古代ローマ人のホラティウスの言葉だそうです。
2015/11/28
C-biscuit
古本購入。最近、時間がゆっくり流れるようなったように感じている。もちろん、子供の時の感覚からは、早くなっているのだが、20代、30代に感じていた、どんどん早くなる感覚が確実に薄れている。そんなこともあり、この本を読む。内容は、対談形式を取っており、様々な実験から人が、物理的な時間と人との感覚のズレの本質に迫る内容である。この本は、大人になると遅く感じるのは、代謝が落ちてくるからという理屈である。時間を長く感じるためには、常に新しいことをし、刺激を与えることであった。気持ちの若さにも関係するように理解した。
2015/11/30
復活!! あくびちゃん!
認知科学について書かれた本。ややタイトルからは離れた内容のため、そればかりを期待して読み始めると期待外れかも。今回、4色目の錐体細胞の話を初めて知ったが、4色もっている人は、“世界”がどのように見えているのだろうか。まだまだ分からないことは多いなぁ。。。
2015/09/04
たみ
認知科学者・一川誠さんとジャーナリスト・池上彰さんの対談形式。表題のほか、時間に関する錯覚、時間と心理の関係、1分間健康チェックなど、内容は多岐にわたります。体感時間に代謝や空間の大きさが関係することを初めて知りました。時間を長く感じるため、新しいことも積極的に行っていきたいと思います。
2020/06/26
Mitz
毎年感じる疑問が表題になっていたので、すかさず手に取ってしまった。まだまだ歴史が浅い“認知科学”、“時間学”がこの書のテーマである。表題の問いについては、身体の活動性(代謝)が“心理的な時計”に影響を及ぼし、それと“物理的な時計”との間に生じる相対的な差によって説明されていた。この説は前に聞いた事があったので特に目新しさはなかったが、様々な事例で、人間の感覚のメカニズムを垣間見た。興味深い内容ではあったが、無理に対談形式にしているような違和感が最後まで拭えず、結果としてあまり頭に残らなかった。少し残念。
2015/08/31
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