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中島かずきのマンガ語り

中島かずきのマンガ語り

中島かずきのマンガ語り

作家
中島かずき
出版社
宝島社
発売日
2017-11-21
ISBN
9784800256720
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「中島かずきのマンガ語り」のおすすめレビュー

アニメ『キルラキル』の原型はあの「漫画」!? 中島かずきの語る「思い出の漫画」

『中島かずきのマンガ語り』(中島かずき/宝島社)

 今年1月期のロボットアニメ枠『ダーリン・イン・ザ・フランキス』は、コミカライズを『To LOVEる-とらぶる-』の作者・矢吹健太朗氏が手がけるなど注目を集めている。もちろんアニメのデキも素晴らしく、毎週が楽しみな作品だ。そのスタッフの中に「文芸協力」として「中島かずき」氏の名がクレジットされている。氏はこの作品の制作を担当するアニメ制作会社「TRIGGER」とは縁の深い人物で、多くの作品に脚本家として参加。その熱いドラマ作りには定評がある。そんな氏が、自身の漫画趣味を赤裸々に綴った『中島かずきのマンガ語り』(中島かずき/宝島社)を上梓。西日本新聞に連載されたエッセイなどをまとめたもので、氏の「漫画愛」溢れる一冊である。

 中島かずき氏といえば、テレビアニメ『天元突破グレンラガン』や特撮作品『仮面ライダーフォーゼ』といったヒット作で知られているが、その脚本家としての根源はどこにあるのか。曰く「今の物書きとしての自分の根底には、子どもの時に思いっきり溜め込んだ数々のマンガ作品の思い出がある」という。本…

2018/3/1

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中島かずきのマンガ語り / 感想・レビュー

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akihiko810/アカウント移行中

劇団新感線の作家で、アニメ脚本家でもある著者の、西日本新聞に連載された「ぼくをつくったマンガたち」を中心にしたマンガに関するエッセイ集。印象度B+  古い漫画読みの著者なので、私の読んだことのない昔の作品と、知ってる作品が半々くらいで論評されていた。双葉社で漫画編集者もやっていたらしく、担当だった石川賢や臼井儀人との思い出は面白かった。手塚治虫の「アラバスター」はいつか読んでみたい

2020/09/20

法水

2011年、西日本新聞に連載された「ぼくをつくったマンガたち」を中心にしたマンガに関するエッセイ集。「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」創刊の年に生まれた著者が少年時代から高校・大学時代を経て、双葉社の編集者として関わってきた作品を紹介。かずきさんと言えば臼井儀人さん(あ、目次に誤植発見)というイメージが強いけど、石川賢さんについて一番多く紙幅を費やしている。劇団☆新感線や『キルラキル』などのアニメ作品の原点も垣間見えて面白かった。永井豪作品、もっと電子書籍化してくれないかなぁ。

2017/12/23

コリエル

グレンラガン脚本家としても有名な中島かずきが子供の頃から触れてきた漫画たちについて語る、自伝的要素を含むエッセイ。福岡県大牟田市ということで同郷の萩尾望都作品に触れたりもしているが、強い愛情を感じるのは案の定、グレンラガンでもオマージュを捧げている永井豪と石川賢のダイナミックプロ作品。他にも坊ちゃんの時代やかっこいいスキヤキなど、マニアックすぎないサブカル漫画のチョイスが個人的趣味とけっこう被っていて、割と気が合うかもなと思った。最近の作品についてもレビューしてみてほしいな。

2018/01/17

金目

はじめに目次をパラパラ見て、聞いたこと無い漫画ばっかだなーと思ってたけど、今の週刊誌が全盛期を迎える前の時代、手塚治虫や石ノ森章太郎、永井豪たちの時代にどんな作品があったかを知ることが出来た。この時代によくぞと思うアイデアの作品や、あぁ今じゃこういうの無理だなぁという作品もあった。基本的に中島かずきが人生を振り返りながら800字ずつつづったエッセイなので読みやすいし、読者としてファンとして関わった石川賢や臼井儀人の話は興味深い。巻末の対談で、新房昭之がすごい漫画語ってて驚いた

2017/12/10

キーツ(Nob Arakawa)

旧作マンガエッセイ集かと思いきや中島センセの半生を絡めた自伝テイストが強めな一冊であった。収録作で既読作品は約三分の一って感じ。残り半分が未読で、あとは全く未知という状況であったのであまり乗って読めなかったのが残念。また漫画クロニクル的なものを期待するのもダメ。あくまで中島センセの思い出のマンガ夜半といった趣で読むのが吉。

2018/05/16

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