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珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
岡崎琢磨
出版社
宝島社
発売日
2016-11-08
ISBN
9784800263421
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珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

犯罪ではないが、しかし日常の謎とするには、あまりにドロドロした世界。不倫というものは、基本的に幸福を生み出さない。しかし人はなぜか、禁断の恋に奔ったりしがちな存在なのだと今更のように感じた。伏線が、最後にみごとに回収されていくのはさすが。アオヤマ自身の物語としても、ある意味かなしく、切ないものを感じた。ところで。美星のあの行動の個所には本当に驚いてしまった!

2016/11/24

Yunemo

もう事件簿5になるんですね。1の際にはこんなに続くとは思わずに。今までと違った作風に感じられて。アオヤマ氏のほろにが初恋の11年後、複雑になった人間模様。バックボーンが源氏物語、ちょっとついて行きそびれ。「源氏香」の仕組に、突然に「雪月花之式」なんかが思い出されて、全然違うのにね。飲み物も鴛鴦茶、初めて聞く代物、そんな程度で、でも一度は口にしたい。珈琲に係る薀蓄も随所にあって、それはそれで。タレーランのいう理想の珈琲の条件、しかと承り。ひとつだけ、本作品に何となくの違和感が残ったままで、題材or推理手法。

2017/01/29

kaoru

日常ミステリーにコーヒーのうんちく、京都の風物とらしさはしっかりとありました。その上で、源氏物語になぞらえた人間ドラマが楽しめます。連作短編集の形式もはまってますし、シリーズで一番の面白さです。

2016/11/10

岡本

今までが今までなので素直に文章を読めずに勘繰りながら読むんで長編だと少し疲れる。今回は京都らしく源氏物語がテーマという事で何処ぞの古書堂を思い出しつつ美星さんの謎解きを楽しみました。しかし1巻と比べると別人かと思うほど表紙絵変わってきたなーって。

2017/03/09

だんじろー

ラスト近く、宇治川ほとりでのアオヤマと眞子の場面。アオヤマくん、鈍感過ぎでしょ! おまけにその後のタレーランでの美星バリスタの推理場面。みんな、落ち着きすぎでしょ! ミステリのお約束かもしれないけれど、そこからのバタバタ騒動はいただけない。ミスリードも過剰にならず、“身代わり”をモチーフにしたいくつかの小さな謎解きが面白かっただけに、終盤の展開がとても残念だった。加えて、眞子のキャラが「作られた感」満載なので、あまり魅力が感じられなかった。

2016/12/01

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