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二十歳の君がいた世界 (宝島社文庫)

二十歳の君がいた世界 (宝島社文庫)

二十歳の君がいた世界 (宝島社文庫)

作家
沢木まひろ
出版社
宝島社
発売日
2017-12-06
ISBN
9784800278944
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二十歳の君がいた世界 (宝島社文庫) / 感想・レビュー

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のんちゃん

2016年、夫を病でなくした50歳の清海は満月の夜、転落事故に遭い、1986年の渋谷にタイムスリップしてしまう。そこは元の世界と近似だが微妙に違う場所だった。そこで清海は二十歳の自分や元の世界では失踪している親しかった叔父、二十歳の夫と一緒に働く事になる。そして、期せずして叔父の失踪の秘密を知る事になる。タイムスリップパラレルワールドもの。このジャンルはビターエンドならなおさら、また、一条の光が見える終わり方でも切なさが残る。昔の渋谷を私も一緒に懐かしめたが、人生は前に進む事が一番だ。当たり前だが。

2019/06/21

ベローチェのひととき

主人公は50歳で夫を病気で亡くし、無気力で生きている状況だったが、ふとしたきっかけで30年前にタイムスリップしてしまう物語。1986年は自分も東京に出てきたばかりであり、とても懐かしく感じた。歳をとると人間まるくなり、いろいろ経験してきている分だけ味が出るなと思った。

2019/06/28

紅羽

夫を亡くした50歳の主人公が、満月の夜に事故に遭い30年前にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは失踪した叔父と亡くなった夫。あり得ない事ではありますが、戸惑いばかりの過去の世界で逞しく生きていく前向きな姿が素敵でした。後半、主人公がある殺人事件を知ってしまった事から悲しい真相が判明し、物語は一気にミステリ調へ転換。中々思いもよらない展開に驚きました。ラスト、主人公がどのような行動を起こしたのか気になりますが、想像にお任せという事なのでしょうか。

2018/01/13

chi.

過去に遡ったのかと思いきや違う世界へタイムスリップした主人公。叔父さんのエピソードは悲しかった。大切な人が生きていた過去に行けたとしたら、私も何か少しでも助けられるような行動ができたらいいなと思った。

2017/12/22

りちゃ

大人のタイムスリップもの。大抵、元の世界に戻るために。と、バタバタした感じになりがちだが、今作は妙に落ち着いている。よりよい未来のためにできること…精一杯生きること?

2019/02/06

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