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最高の死に方と最悪の死に方

最高の死に方と最悪の死に方

最高の死に方と最悪の死に方

作家
近藤誠
出版社
宝島社
発売日
2018-08-27
ISBN
9784800286161
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最高の死に方と最悪の死に方 / 感想・レビュー

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サラダ

安楽死や尊厳死の話に始まって、薬漬け医療、無駄どころかかえって病状を悪化させる手術が行われている現状が紹介されています。自分が癌になった時に、冷静に判断が下せるように、この手の本をもっと読んで、今から考えておこうと思いました。

2019/05/15

Viola

近藤氏の本は、結局は同じことを繰り返し、視点を変え、新しい情報を加えて更新しては読者に伝えている。この本のテーマはいかに死んでいくかに視点が置かれている。人間は必ず死ぬ。ガンであろうが老衰であろうが、その最期を治療死にはしたくないと思う。身近に介護施設に勤務するものがいるが、ほぼ生きた塊になった状態で長く生かされている高齢者の実情を知ると、絶望的な気持ちになる。今回は安楽死や西部邁の自死についても触れられていて考えさせられる。

2019/03/22

すうさん

近藤誠さんの本を読むごとに、医療環境よりもむしろ生き方の「哲学」を学ぶ。がんの早期発見、早期治療が叫ばれる中、一向にがんでの死亡率は下がらない。それよりもがんに罹患したことも知らず、たとえ知っていてもがん治療を放棄した人が長く、というより痛がらず楽になくなった例がおおいか。もちろんその決意にいたるまでは、本人を取り巻く家族や家庭環境が大きく影響するが、リビングウイルを早く表明しておくことが大事だと思う。この本を読んでも正解はないのかもしれないが、いかに死ぬのがいいのかと同時にいかに生きるのがいいかを学ぶ。

2018/12/06

みずたま

植物状態になってでも、胃ろうや点滴で栄養補給して寝たきりで延命するほうが病院が儲かる。車いすや食事介助で手がかかると実質大赤字。 欧米は食べられなくなったらおしまいという文化。胃ろうも点滴もない。昔は日本も食べられなくなったらだんだん動かなくなり、数週間で旅立つのが普通だった。 ラクに死ぬためには?「高齢になったら脳卒中などで倒れても救急車を呼ばないこと!」生きのびても寝たきりになるだけ。

2020/03/01

手ぬぐいゲッター

終末期医療に携わるすべての医療従事者に読んで欲しいと思いました(現実を見ているので知っているとは思いますが)。金儲けのために終末期の人たちが医療の食い物にされる(苦しめられる)なんてあってはならないことだと思いました。

2018/11/04

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