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完全版 証言UWF 1984-1996 (宝島SUGOI文庫)

完全版 証言UWF 1984-1996 (宝島SUGOI文庫)

完全版 証言UWF 1984-1996 (宝島SUGOI文庫)

作家
前田 日明
髙田 延彦
山崎 一夫
船木 誠勝
鈴木みのる
ほか
出版社
宝島社
発売日
2019-11-01
ISBN
9784800299086
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完全版 証言UWF 1984-1996 (宝島SUGOI文庫) / 感想・レビュー

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森オサム

証言集と言うのは纏まりが無いから面白い。これだけ皆言う事が食い違えば、真実は人により違っている、と考えるしか無いね。自分が熱中したのは、第一次UWFが新日に出戻った頃から、第二次UWF、そしてリングス。その後はプロレスへの興味は落ちて、PRIDE、K-1、UFCに向かい、現在は何も観ない。近年新日の集客力は凄い様だし、大晦日にはRIZINの生中継があるとの事。今はシュートとワークの違いを観客も理解しながら、自分の好きな物を楽しむ時代。それが分からなかった頃、プロレスファンだった頃をこうしてたまに懐かしむ。

2019/12/29

たらお

証言UWFの3冊をまとめたもの。U系からリングス、Uインター、藤原組、パンクラスへと分かれていった訳だけど、証言者はU系団体のレスラー、経営に携わった人など多数。これだけの証言があれば真相は藪の中にはならずU系団体の内実がえぐり出される。皆が語れるだけの年月が経ったということだ。Uという団体は後に4つに分かれることから分かるようにトップに立ちたいという者が集まる魑魅魍魎の世界であり、そこに魅了されたのも確か。こういったプロレスの感情むき出しの人間関係やリング上では分からないいかがわしさがたまらなく好き。

2019/11/09

ぷにすけ

UWFの12年間の歴史。プロレスに関わった人たちの証言集ですが、新しいものを造ろうとする姿は、既存のプロレスに飽き飽きした一部のファンの心を掴んものの、選手そして関係者(出版業界)の考え方は旧体制のまんまだった。裏切り、いじめ、妬み、そそのかしと、まあ出るわ出るわ…。ちょっと読んでて悲しかった。あの時、一致団結して ヒクソンを倒してればUWFの存在が認められたのでしょうね。

2020/01/09

緋莢

約750ページ、値段は1200円+税。これまで刊行された『証言UWF』シリーズ3冊をまとめた本に、武藤敬司と高田延彦の対談が新たに収録されているので、納得の厚さ&値段です。ただ、『証言UWF 最終章 3派分裂後の真実』の 冨宅飛駈、鈴木健&大下雄一、ボブ・バックランド、ターザン山本&谷川貞治、『証言UWF 完全崩壊の真実』の佐野巧真&松井大二郎、北沢幹之、エンセン井上、塩崎啓二、大仁田厚は収録されていないので、完全版というのには疑問があります(続く

2019/12/15

マッちゃま

1984〜1996、子供の頃以来、離れていたプロレスから少しずつ戻り始め、またハマっていた頃、この時期に生まれ壊れていったUWFに関わった29人の証言が書かれた本。やはりレスラーの言葉が面白い(ただし全てが正解でも正論でも無いと思う)言葉を生業とする関係者ですら面白く感じない(こちらが正解で正論とも思えない)破壊こそ最大の生産行為…ならば、Uを創りUを壊していく事で新しいUが生まれてきたのではないか?多くの犠牲と金が投入され、今がある。彼らはUの敗者であり今も勝者でもある。今だからこそ読める内容でした。

2020/01/17

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