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死後離婚 (新書y 306)

死後離婚 (新書y 306)

死後離婚 (新書y 306)

作家
吉川 美津子
芹澤 健介
中村麻美
出版社
洋泉社
発売日
2017-02-02
ISBN
9784800311528
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死後離婚 (新書y 306) / 感想・レビュー

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nyaoko

こんな制度があっただなんて、と驚いた。「姻族関係の終了届け」少し前にテレビでこの特集を組んでたのを見た。夫亡き後も、舅姑義兄弟との不仲であれば尚更親族として続く関係は辛い。更には夫の兄弟親族が抱える問題、借金、遺産相続の争い、介護などに巻き込まれ、「嫁でしょ」なんて一言で押し付けられようものなら地獄。長寿大国のこの国、何年もどころが、何十年も苦しむなんてただただ恐ろしい。夫亡き後も悩まされるのは妻だけだなんて不公平だ。この制度を使うには色々と問題もあるけど、自分を守る為には絶対に知っておいて損じゃない。

2018/05/17

おかむら

なんか怖っと読んでみた。夫が大嫌いになった場合、離婚すれば戸籍上も独身に戻れるが、死別の場合は同じ戸籍に残り続けるんだと。なので夫の親や兄弟などと親戚関係は途切れない。そのため辛い思いをする女性もいるとのこと。具体事例はなるほどそりゃやだわと思ったよ。親戚と縁を切る方法はとても簡単。書類出すだけ。そして死後離婚を考えるのは100%女性とのこと。これはやはり結婚は家に嫁ぐという日本の伝統のせいでしょう。姓を変えたり嫁やったり女性はしがらみが多いのでそのぶん恨みつらみも多くなるわな。女は怖いぞ呑気な男性諸君。

2017/03/18

こうちゃ

☆4 「夫と同じ墓に入りたくない!」「姑の世話はしたくない!」「義実家と縁を切りたい!」「元の姓に戻したい!」…こうした妻たちの密かな願いをたった1枚の書類でたちどころに可能にする魔法のような書類[姻族関係終了届]。誰の許可を得ることなく密かに縁を切ることができるので、お守り代わりに持つのもありらしい。元の姓に戻したり、子供と同じ戸籍に入る際は別途書類が必要とのこと。ただし、一時の勢いで後で後悔なきよう。何の問題も無く結婚生活を送っている方には、配偶者の死亡後の各種手続きなどはいずれは参考になるはず。

2017/03/27

mazda

生きているうちに離婚した場合は関係ないのですが、死別した場合、戸籍上は独身なので再婚もできるのですが、姻族関係、つまり亡くなった配偶者の両親との関係は継続するそうです。となると、介護などの義務は継続する、ということです…。おいおい、聞いてないよ、って感じですね。しかし、安心してください。姻族関係終了届という書類を役場に提出すれば、姻族関係を解消できるそうです。しかも、相続、年金受給などの権利はそのままに、純粋に姻族関係だけを断ち切れて、さらにその事実が姻族に知られることはないそうです。知っててよかった!?

2018/09/13

フクミミ

夫の死後、義理両親、兄弟、親族と法的に縁を切る事が出来る「姻戚関係終了届」、旧姓に戻る為の「復氏届」本人の意思があればいつでも役所に提出できる、それも遺産の権利を有したまま。夫の姻戚関係に苦しむ妻は少なくない。夫に死後も義理家族に煩わされたら、毒薬やピストルの代わりにコイツをカバンに忍ばせて「いつでも縁切りしてやるぞ、オラオラ」とお守り代わりにすれば、多少は気持ちが落ち着くかもしれない。只、提出後、関係を修復したいと思っても出来ないそうなので ご利用は計画的に。

2017/04/02

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