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大大阪の時代を歩く (歴史新書)

大大阪の時代を歩く (歴史新書)

大大阪の時代を歩く (歴史新書)

作家
橋爪紳也
出版社
洋泉社
発売日
2017-09-04
ISBN
9784800312778
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大大阪の時代を歩く (歴史新書) / 感想・レビュー

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mitei

大阪検定の試験を監修している著者だが、大阪って関東大震災の頃は日本一の都市だったんだなと勉強になった。今の大阪はその時の栄光をひきづってるような気がした。

2017/10/02

ホークス

1925年の市域拡張で大阪市の人口は203万人、東京市を抜いて世界6位となる。以降1938年の総動員体制までが「大大阪の時代」。大都市共通の混沌に、反骨と商魂を併せ持つ。その街が経験した稀有な熱狂を覗き見るのは楽しい。俊才政治家による産業・文化の振興。私鉄各社の華々しい開発競争。様々な挑戦と成功のお伽話は戦争の大破壊をもって終わる。故郷の歴史を遅ればせながら学んだ。戦前の写真には、カンカン帽で着流しの男たちと巨大な近代建築。やたら立派な御堂筋の大通り。今もお伽話の後日談は続く。再び熱狂が訪れる日を夢想する

2020/02/11

koji

大阪梅田地下街旭屋書店に平積みされていました。1925年、大阪市は市域を拡張し、人口203万人になり世界6位の都市になりました。その頃の隆盛が現在の基盤を作りました。これを主導した関一市長の慧眼ぶりは、例えば①地下鉄御堂筋線のホームを8両編成車が止まれるようにしたこと(開業時は1両で当然不経済と大反対、それを押し切りました)、②大恐慌時に大阪城天守閣を寄付金募って作り上げたこと、③車社会到来を予見し御堂筋を7倍に拡張したこと等に表われています。その他度胸があり先見の明がある大阪人が大勢いました。感嘆。

2017/11/25

乱読家 護る会支持!

大正14年。大阪市は第二次の市域拡大により、人口203万人。東京を抜いて、世界で6番目の都市に。日本一の経済都市から、世界の生産都市を目指した。。。 徳川幕府が整備した水路と八百八橋、造幣寮、砲兵工廠、内国勧業博覧会、築港大桟橋、大阪瓦斯工場、新世界通天閣、リバーフロント中之島公園、中央卸売市場、中央公会堂、大阪城天守閣、地下鉄御堂筋線、第四師団司令部、各私鉄の沿線開発、松島遊廓、飛田遊廓、、、、 ボーっと昔の写真を見てるだけで面白い。その後、大阪が一気に首都圏に置いて行かれたのはなんでじゃろうのう?

2018/07/10

kawasaki

近代大阪の都市史の47のトピック(他にコラム)を、特に昭和戦前期の「大大阪」時代を中心に紹介する本。都市景観・経済・芸能文化などを点景する(大正の沖縄コミュニティ、生野のコリアンタウンの形成も各1トピック)。比較的ライトな読み物で、歴史に関心を持ち始めた人に、大きく特徴・雰囲気をつかむためのよい見取り図を提供している。

2017/12/02

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