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サイコパス解剖学

サイコパス解剖学

サイコパス解剖学

作家
春日武彦
平山夢明
出版社
洋泉社
発売日
2017-12-05
ISBN
9784800313621
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「サイコパス解剖学」のおすすめレビュー

100%なサイコパスなどいない!! 誰もが不完全なサイコパス!?

『サイコパス解剖学』(春日武彦、平山夢明/洋泉社)

 自殺志願者が次々と殺害されたとみられる「座間9遺体事件」の犯人は、SNSで自身も自殺を仄めかして被害者を誘い出していたようだ。こういう一般的に理解しがたい殺人事件などを考察する記事を書くさいには「心の闇」という便利な言葉があり、誰にでも思い当たるのではと幾分か詩的な雰囲気を纏いつつ、自分とは違うものとしてある種の安心感を読者に与えることができる。しかし、『サイコパス解剖学』(春日武彦、平山夢明/洋泉社)においてホラー作家の平山夢明氏と対談した精神科医の春日武彦氏は、本書のゲラが上がってくるタイミングで起こったこの事件について版元から急遽コメントを依頼されるも、「とんでもない奴ですねえ」の一言しか答えていない。情報が揃っていないという理由も挙げているが、精神科医の見解を期待しているような読者に対しては、「そのような単純素朴な人はサイコパスの餌食になりやすい」と警告している。

 そもそもサイコパスとは何かといえば、医学的には「反社会性パーソナリティ障害」に区分されるものの厳密な定義は無く、またサイコ…

2018/1/15

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サイコパス解剖学 / 感想・レビュー

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starbro

平山夢明は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。精神科医、春日武彦との対談集は初読です。サイコパスが増殖しているのか、以前から一定割合で存在しているのか判りませんが、隣にサイコパスがいたら怖いですネ。トランプ大統領も含め、殆どの政治家がサイコパスというのは納得です(笑)

2018/01/04

みどり虫

本書に出てくる中野信子の『サイコパス』は既読。私はあれで、付き合っていて違和感ありまくりの知人はサイコパス?と自分なりに納得したんだけど、ここでは中野信子の本は否定されてる。でも私は両方読んで「やっぱりあの人サイコパスだ」って思った。離れて正解だったんだ、って救われたような気持ち。この本は、自分は詳しくはないけれど非常に興味のある話を、二人がわかりやすい例を挙げて話してくれている感じ。とても読みやすいし面白かった。まだ記憶に新しい事件も出てくるので、興味のある方はなるべく早く読むといいですよ。

2019/05/03

harass

春日平山の対談本の三冊目で期待。ようやく手に取る。お互いの経験や話しから、サイコパス的な人たちについての放談。タガが外れた実に胸糞悪い話の連発で、ニンマリする充実の読み物。平山のロバート・K・レスラーとのつきあいや春日の精神鑑定の体験などが印象に残る。わかっていたが、脳科学関係のいかがわしさを再確認。”殺人者の工夫”に感心し呆れる。伏せ字の人物名が一人だけわからず、どうでもいいが悔しい。妖しい光を放つ、意味がありそでなさそで、悪趣味な逸話の数々に乾杯。ファンならぜひ。

2018/08/02

HANA

対談三冊目。今回のテーマはサイコパス、という事で日常的な狂気を題材にした前二冊とは違い、対談自体が何となく漠とした印象を受けるなあ。R・K・レスラーの裏話とか伏字の人とツィッターとか個々のエピソードは読んでいて面白いんだけど、サイコパスの定義が二人の間で定まっていないような気がする。一番わかりやすい定義は徹底的な利得主義という部分かなあ。ただ表紙にジョン・ゲイシーが使われているように、やはり世間一般のサイコパスは連続殺人犯って印象だよなあ。座間事件やロシアのカニバリズムについても緊急で語られているし。

2017/12/22

GAKU

お二人の対談集の3刊目。今回もお二人言いたい放題で、楽しく読ませていただきました。⇒『平山:そういう意味では、政治家はほぼサイコパスだと思っていいんじゃないですか?やっぱり今の時代に政治家になる奴なんて、気をつけたほうがいいと思うよ。』 『春日:このハゲ―!」とかね。』

2018/05/19

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