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怪談実話傑作選 弔 (竹書房文庫)

怪談実話傑作選 弔 (竹書房文庫)

怪談実話傑作選 弔 (竹書房文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2016-05-28
ISBN
9784801907348
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怪談実話傑作選 弔 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。数多いる実話怪談の書き手の中でも名を知られる著者の傑作選というだけあり、どの話も安定した出来を誇っている。そしてこの裾野の広さ、怪談らしい怪談から奇妙な話、著者の身に降りかかった出来事までバラエティに富んでいる。にも関わらずこの出来。あと著者の怪談を読み返して思ったのは、やはり書き方の上手さ、怪談を調理する上手さが卓越しているなと。解説の平山夢明の怪談論とエールも卓越。迷いもわかるけど実話怪談好きとしては、今後とも著者の怪談に触れていきたいのです。それにしても「邂逅」が色んな意味できつかった。

2016/06/20

澤水月

再読に堪えるの多く味読。一部読メ利用者と被るかもしれないある層にキッツい話あり悶絶。平山夢明が解説で愛弟子のため一肌脱ぎ昨今珍しい真面目な怪談論を書きダメ怪談を斬っている! 全て漢字二文字だが海老、虐目、刺青、椿庭…忘れられない。つくづく取材の状況含みで書くスタイル、面白い。普段傑作選買わない方だがコレは買い

2016/06/09

やんも

安定したレベルの高い怪談を書いてきたからこその傑作選。書き下ろしも収録されてなかなかの厚みのある本書は、読み応えもたっぷり。因縁話、不条理話、身につまされる話、しんみりする話など、一口に怪談とは言っても様々なカタチがあることが本書からうかがえる。またそれだけバラエティに富んだ怪談を収集、執筆できたのは著者のウデによるもの。解説で平山の親分も大激励。これからも著作を楽しみまっております。

2016/06/10

ネムコ

ベスト集。厚いけど。正直、三分の一は既読だった。

2018/12/21

アルカリオン

KindleUnlimited 「実話」怪談としての質が本当に高い。ディテールとかこぼれ話に施されている工夫がリアリティを高めている▼「話を考えて、書くのが本当にうまい人だな~」と思いながら読んだ。そうやって、創作だと自分に言い聞かせながらでないと、怖すぎて読み進められないという事情もある▼文庫本の「解説」は完全に蛇足だというのが相場だが、平山夢明氏による本書解説は端的で内容のあるものになっている。「神の味噌汁」がオヤジギャグなのか、誤植なのかが判断できなかったが。

2021/06/17

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