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奇譚百物語 死海 (竹書房文庫)

奇譚百物語 死海 (竹書房文庫)

奇譚百物語 死海 (竹書房文庫)

作家
丸山政也
出版社
竹書房
発売日
2019-01-28
ISBN
9784801917439
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あらすじ

内容紹介

「傘を差した女が立っているそうだけど、立ちんぼらしいぜ」
噂を聞いたMさんはその顔を仰ぎ見た刹那、あッと尻餅をついた。(第1話「傘を差す女」より)

怪異は古今東西、誰の身の上にも起こりうるもの――無国籍百物語の登場だ。代々守ってきた家で突然凶事が起こりだしたのはなぜ?「忌み地」(22話)、結婚式で新婦側の友人が歌う祝いの歌に混じって聞こえてきたのは「不穏な言葉」(42話)、ロンドン東郊外にある林を散策していると見知らぬ男が現れて木の下を掘れと言う「指示をする男」(62話)幼い頃の友人が夢に出てきた。気になり家を訪ねたら母親「息子は死んだ」と言うが…「旧友の母親」(66話)など、極上の恐怖が待っている。


著者について

丸山政也(まるやま・まさや)
2011年「もうひとりのダイアナ」で第3回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞。著書に『恐怖実話 奇想怪談』『実話怪談 奇譚百物語』『奇譚百物語 拾骨』『怪談実話 死神は招くよ」

奇譚百物語 死海 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。短い話を畳みかけるように語り、異様な雰囲気を醸し出す手法は本書でも健在。ただこの手法は一話ごとの印象が弱まるという弱点も抱えているように思える。本書もネタ的に弱い話もあるが、この手の怪談には珍しい海外の話を多用して、その弱点を補っている。中には倫敦の幽霊案内のような話もあって、それは懐かしく読んだのだけれども。そういう意味では「黒い犬の幽霊」とか「ピーター・ハウスの怪異」が面白かったかな。著者は実話怪談において独自の地歩を築きつつあるようなので、これからもこの方向で頑張ってほしいものである。

2019/03/11

はつばあば

読み友さんの「読みたい本」を検索したら、丁度kindleUnlimitedでありましたので先読みさせて頂きました百物語。ホラーはちょっと嘘っぽいというか作り物の文章の気配濃厚ですが・・これはねぇホンマものやから・・( ;∀;)。目が離せませんでした(^^;。

2019/02/03

澤水月

イギリスを中心に海外での怪談がちりばめられているのが今回も楽しい。自殺者続出の心霊スポット「白い崖」で起きる怪異はまるで日本の東尋坊そのもの…だが映画「さらば青春の光」のラスト場面が舞台とあって、読んでる途中からあのクールな映画とTHE WHOの音楽…てかキースムーンの破壊的なドラム…が脳内に響きっぱなしに。とにかく一巻通じテンポよく進み幻想的な味わいの話もあって最高

2019/01/31

さりぃ

#奇譚百物語 死海 #丸山政也 Kindle Unlimitedで読了。 あんまり怖い話はなかった。ちょっと残念。 外国の方のお話しが多くて少し拍子抜け。海外のお話だと、怖さが半減って感じがするかな。遠いせいかも?

2019/03/11

qoop

乾いた筆致で怪異を写し取る著者。文章が魅力的で、日常と非日常の境界線がクローズアップされることなく同じ濃度で伝わってくる。映像に例えるなら被写界深度が深く、被写体も背景も画面全体にピントが合っているかのよう。浅い被写界深度で不自然に背景をぼかし、大げさに怪異を強調する姿勢でないため好印象。著者にとって怪異が生活と地続きなのだろうと思わせる絶妙な距離感。怪異を浮き立たせるのではなく日々の由無し事の中に沈めこむ姿勢とでもいおうか。

2019/01/31

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