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凶鳴怪談 (竹書房怪談文庫 HO 433)

凶鳴怪談 (竹書房怪談文庫 HO 433)

凶鳴怪談 (竹書房怪談文庫 HO 433)

作家
岩井志麻子
徳光 正行
出版社
竹書房
発売日
2020-04-27
ISBN
9784801922549
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凶鳴怪談 (竹書房怪談文庫 HO 433) / 感想・レビュー

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夢追人009

岩井志麻子さんと徳光正行さんは性格も作風も違うように見えて意外と相性がいいのですね。男女の共著怪談は殆ど見られず誠に貴重ですので今後とも息が永く出し続けて欲しいですね。『鬼が憑く』岩井志麻子:日本であれこれやって逃げてきたサカモトさんという男が占いや霊的な世界・迷信を信じる人が多い某国の女と一緒に暮らす事になるが、この男は全くそういう物を信じず馬鹿にしていて、日本でいうお盆の時期に自宅の祭壇の香炉で煙草を揉み消したり、アパートの前の公共の祭壇に立小便したりと罰を当てて下さいと言わんばかりの事をやらかした。

2022/04/28

HANA

岩井志麻子と徳光正行の二人がコラボした実話怪談集。岩井志麻子は流石の出来。不思議な出来事ともサイコともつかぬ話の底に人間の業が横たわっているような、そんな話ばかりで著者らしく実に満足。語り手の話を聞くというのが実話怪談の基本だけど、著者の場合それにミステリ言う所の「信用できない語り手」が加わって、読者に何かもやもやした感じを残す所が本当に上手いなあ。一方の徳光正行はスタンダードな実話怪談が並んでいるものの、印象に残る話は少ないような。あと巻末の対談も怪談になっているのは流石岩井志麻子といった趣であった。

2020/06/01

あの面白いおばちゃん(失礼)なイメージの岩井さんの本領発揮って感じ。

2020/07/03

ROOM 237

志麻子の肩書はホラー界の女豹らしい。しっくりくるな。志麻子さんは妖しく怪しい話が自然と集まるから、それを下々の怪談ファンに聞かせるのが天職なんだなあ。平山夢明さんの東京シリーズみたいな方向性の怖い話が沢山で大満足。ここから辛口です…(✧Д✧)カッ! 名司会者徳光父ちゃんの御子息が後半書かれていますがこれがもうダメ、全然怖くなくてリタイヤ。話盛ってるのがバレバレでオチがボヤけてる。盛ってもいいけど品良くバレないようにやらなきゃ。頑張れ〜👻

2020/11/29

うさっち

「風子さんの家」が不思議で一番印象に残りました。お化けは普通に怖いけど生きてる人間もなかなか怖かった。

2023/04/01

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