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琉球奇譚 マブイグミの呪文 (4) (竹書房怪談文庫)

琉球奇譚 マブイグミの呪文 (4) (竹書房怪談文庫)

琉球奇譚 マブイグミの呪文 (4) (竹書房怪談文庫)

作家
小原猛
出版社
竹書房
発売日
2020-08-28
ISBN
9784801923836
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琉球奇譚 マブイグミの呪文 (4) (竹書房怪談文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。やはり全編沖縄が舞台で、日常のすぐ横に異界が存在しているような独特の雰囲気が南国の空気と共に楽しめる。沖縄版船幽霊や遊女ジュリに纏わる連作もいいのだが、何といってもマブイを落とした話が実に沖縄らしくて良い。マブイ関連の話は今までも民俗学等の本で触れた事があるのだが、こういう形で語られると違った興味深さが湧いてくるなあ。他人のマブイが入った話なんて最高。あと神人という霊能者の話も面白いが、ここまでくるとサイキックバトル風味で付いていけぬ部分も。とあれやはり南国の独特の空気と風習、良い一冊でした。

2020/09/01

あたびー

うちなーの実話怪談は、その他のものとは全く違う印象を持った。それはユタ、ノロ、神人と言われる霊能者が頻繁に登場するせいでもあり、琉球という土地とそこに住む人々が未だに彼岸や妖怪、霊と密接なつながりを持っているせいだと思う。時々そうしたものを全く信じない人が出てくることの方が意外に感じる程だ。突然ユタになり障りの起きたJKに医師が平然とそれを認めることなど、内地ではありえないだろう。神人、海勢頭さんが見た忌まわしい1つ目のピラミッドはフリーメイスンの象徴、$札、つまり米国なのだろうか…

2021/01/24

ネムコ

書店で見かけたら必ず買う、小原猛さんの沖縄実話怪談シリーズ。怪談自体も他で見ないものが多いけど、体験した方の反応が内地の人と違ってて興味深い。

2020/09/10

高宮朱雀

このシリーズも4作目かぁ…。土地に根差した不思議の中でも沖縄は一種独特な空気があるなぁと再認識。 今回はヒヤッとする話よりも悲しさや切なさを覚えるものが多かったり、割と微笑ましく感じられるの方が記憶に残った。 沖縄に行った事はないけれど、プラスに働く何かに出逢えるのならパワーを充電して来たい。でも、ただ期待するだけじゃいけない事は分かっているし、畏敬の念を持って向かわないといけないと思う。一方通行は失礼だもの。 マイナスに作用するモノにも一縷の望みが持てたら嬉しいな。

2020/09/13

澤水月

表題作のマブイグミ(落としてしまった魂を戻す行い。魚のおつゆ必須とは初めて聞いた)も面白いが、高等芸能集団だった遊女「ジュリ」にまつわる「ジュリ墓」一連の話が実に艶やかで哀切。かなり現代に近いし、一族の動きが生々しくリアル。そしてジュリは儚く恐ろしく美しく蠱惑的。役所の記録であるかのように地域名も詳細な「マージャーは真夜中に舞う」「カカイムン」もある地独特の火の玉の群れ、焼いた饅頭と網の儀式など興味深い。そして「巨人」が睨みつけるもの…

2020/09/02

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