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奇譚百物語 鳥葬 (竹書房怪談文庫)

奇譚百物語 鳥葬 (竹書房怪談文庫)

奇譚百物語 鳥葬 (竹書房怪談文庫)

作家
丸山政也
出版社
竹書房
発売日
2020-10-29
ISBN
9784801924321
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奇譚百物語 鳥葬 (竹書房怪談文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。九十九作品が収められている。その為一つ一つの話は短く、怪談というより怪奇風景を切り取ったスケッチのような趣もある。こういう形式は次々に読んでいるうちに、だんだんと雰囲気が盛り上がりそれに呑まれていくのが好き。ただこの形式、一つ一つの話が弱いのが弱点のような気がする。単に幽霊が出た、だけみたいな話があるし、そういうのになると読んでいるこちらもどういう顔をしたらいいのかわからない。あとコロナの影響で著者らしい海外を舞台にした怪異が少ないのも残念。この業界に限らず病魔に負けず頑張ってもらいたいです。

2020/11/11

高宮朱雀

数日に分けて完読。流石に一気に読めるほど強気ではない。 表題と、これに良く見合うカバー写真からして不吉さ強めな内容かと思いきや、国内外の経験談がバランス良く織り交ぜられているので飽きる事もなく楽しんだ。どっぷりと怖さに浸りたい人には物足りないだろう。 確かに海外での体験談に特化した書籍が発行されれば、それはそれで面白いかも知れないが、国外の話だけに歴史が好きであるとか、舞台に上がった国に多少なり造詣でもない限り、逆に中弛みしそうな不安がある。

2021/03/17

澤水月

猫去りひと月余り、弱って活字読めなかった身に端正で幻想的な風味の怪談掌編群が優しく染みた。著者得意の海外譚多めなのも現実の辛さ忘れさせてくれた。心霊再現ドラマ出演者の体験・向かいの子供の吹くフルートが恐ろしい旋律で…・インドで見かけた黒衣のサリー女性・ベルギーの家にあったおもちゃの木馬・秋終わりに薔薇咲き乱れる家・前日ショートカットにしたばかりなのにまた訪れた客・夜の街で念写する男・補聴器供養で起きたことなどなど

2021/01/07

qoop

バラエティ豊かで、百物語ならではの多彩さを感じさせる一冊。著者の作品の魅力の一つに海外怪談の多さがあるが、コロナ禍のため常より少ないと後書きにある。とはいえ〈ファームステイ〉のような風情のある話、著名な建築にまつわる〈落水荘〉、怪奇小説を思わせる〈隠し部屋〉〈ロッキング・ホース〉などが読めれば十分に満足だ。またコロナ禍中ならでは?の〈ウェブ会議〉も臨場感があって印象に残る。

2020/11/26

柊よつか

コロナ禍で取材に苦労したと書かれている通り、元々小さめの話も込みの百物語にあって、特に今巻は小粒の話が多いと感じた。だが著者の筆致により最後まで読み切ることができることと、霧雨の中を歩くと身体がしっとり濡れそぼるのと同じように、一粒としては気に留めない程度の細かな怪異が巷には満ち溢れているのではないか⋯そんな思いに囚われた。特に印象的な話は、「打ち合わせ」「あれはなんだったか」「クローゼット」「隣家の庭」「息子の部屋」「友人の死体」「ダーツボード」「警告」。海外怪異譚における空気の違いは今巻も健在。

2020/11/29

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