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怪談四十九夜 断末魔 (竹書房怪談文庫)

怪談四十九夜 断末魔 (竹書房怪談文庫)

怪談四十九夜 断末魔 (竹書房怪談文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2020-11-27
ISBN
9784801924680
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怪談四十九夜 断末魔 (竹書房怪談文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談アンソロジー。毎度の事ながら黒木あるじ編だけあって、各人が特色を出したいい仕事してるなあ。冒頭のつくね乱蔵の「実験」等、特にこの著者の特色ある嫌感が最後の一行から滲み出しているし。他にもプツリと途切れて虚空に放り出されたような読後感を覚える我妻俊樹や、相変わらず独特の地歩を築く川奈まり子に沖縄怪談の小原猛と名だたる書き手が勢ぞろいして面白くないわけがない。特に地元の怪談を考証した著者、実話怪談かというと首を傾げてしまうが、個人的にはこういう考証怪談大好きです。各人の良い面が出たアンソロジーでした。

2020/12/04

坂城 弥生

「リフォーム」は怖さもあるけど、寂しかったのかな?というちょっと微笑ましさも感じた。 「だるま」何処かに本当が混ざってるかも…というのが怖い。 「生きているものと生きていないもの」怪談の本質的な怖さかも。 「はらのなか」よく考えたらちょっといい話かも。と思う。 「福の神」うまい話は転がっていない。という教訓もあるかな。 あと、黒木あるじさんのは話が分かれていたけど繋がっていて因縁のようなものを感じさせる怖さだった。

2020/12/09

山田

なんとなく…沖縄怖えぇ…と思った。 ユタと呼ばれる方々はもちろん、仏壇の中の「中国風の位牌」などの描写が、「同じ日本なのに、こんなにも違うものなのか」と思ってしまう。県民性も穏やかで明るそうに感じる分、「ノロイ」や「使役」といった文言のギャップに怖さを感じる。 沖縄に憧れているのに、怖くて行けない。

2020/11/29

澤水月

ハズレが無い安心のアンソロ、今回特に「実話怪談」枠超えた名著として勧められる。某氏「私を祟っていた女」「心あたり」は書き手本人の話題でゾクリ。琉球怪談の泰斗、小原猛が沖縄以外での新興宗教絡む恐怖譚綴る「はらのなか」がかなりの不気味さで筆力感じる(他の琉球物も◎)。某氏の「○○が音もなく折れた」話、すごくイヤ。まとめ役黒木あるじウンマイなー。本当に全体に粒揃いでコロナ禍を感じさせない書物になっており凄い

2021/01/17

柊よつか

各書き手が話を持ち寄り四十九話を綴るシリーズの八冊目。毎回面白くてありがたい。そして不思議と、十名もの書き手で綴っていることを毎回忘れてしまう。上手く言えないが、もっと少人数でぎゅっと円を作ったような濃密さを感じる。特に印象的な話は、もっと原始的なもの⋯「台風一家」、急激に世界が捻れる「ブンブン」、乾いた筆致に情感漂う「どろんこ」、全部妄想ならいいのにと思える「だるま」、あの日から十年経って語れる「消えた僕」、新興宗教と彼女の「はらのなか」、見えないながらも確実におかしいと感じる「あんまりな一日」など。

2020/12/26

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