信州怪談 鬼哭編 (竹書房怪談文庫 HO 545)
信州怪談 鬼哭編 (竹書房怪談文庫 HO 545) / 感想・レビュー
HANA
実話怪談集。ご当地怪談集ではあるが、普通の実話怪談とは違い民話や大正昭和という過去の話が多いように見受けられる。その為凄惨な話も含まれるものの、どこか過去の駘蕩とした空気を纏っているような気も。というか昔テレビで見て震え上がった「十六人谷」って長野の話だったんですね。あと白眉とも言えるのは過去の怪異を扱った新聞記事を収録している部分。怪異をあるべきこととして淡々と取り扱っているのは実に興味深い。ご当地実話怪談は数多く出版されているが、本書はローカルという部分を前面に出してそれが成功しているいい本だと思う。
2022/04/12
モモ
ご当地怪談シリーズ。信州は2冊目。わりと最近ニュースになった事件に関する幽霊の話があり、おののく。新聞に載った怪異もあり、新聞に怪現象が載せられていたことに驚く。今回もなかなか楽しめました。他の地域の怪談も読んでみたい。
2022/08/07
あたびー
直前に読んだ実話怪談に比べ、民話や明治大正の新聞記事からの話題などものっていて、ちょっとほのぼのした空気だった。全国屈指の山岳県でもあるので、山の怪談もいくつも収録されていた。信州が大好きで年に数回訪れる。私は信州で怪異に会ったことはないけれど、これからはキョロキョロしてしまうかもしれない。
2023/02/20
澤水月
山の話多い。BBQ!(前著未読だった)。新聞に載った怪談集は面白い試み。結構昭和まで全国一般紙にも怪談載ってたなと懐かしく
2022/04/26
てまり
ご当地怪談シリーズ。信州版2冊目らしい。 どこでも起こりうる実話の中に、山や自然に対する畏れにまつわる話が点在する。 いかにも山に囲まれた土地柄らしい。 怪異を回避した話が面白かった。 民話や明治大正からの新聞記事など、時代を遡った話が多いのも変わった味わいで楽しめた。
2022/07/27
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- 出版社
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- ISBN
- 9784801939301