ブルーシンジケート―穂村弘+井筒啓之歌画集
ブルーシンジケート―穂村弘+井筒啓之歌画集 / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
短歌なのにアメリカの匂いがする。穂村弘なのに、ハードボイルドな格好良さを感じてしまう。銃をぶっ放す。犯罪者が逃げ惑う。恋も、遊びも、日常も、すべてが日本ではなく、遥か彼方での出来事のように遠く感じてしまう。井筒氏の絵が五七五の歌を本来の言葉とは、まったく別のものへと変化させる。短歌と絵が火花を散らして化学反応を起こした結果だ。汚い言葉すら、スタイリッシュな響きを醸し出すのだから不思議だ。
2012/10/01
nonたん
これはイイね。絵本みたいだ。「猫投げるぐらいがなによ本気だして怒りゃハミガキしぼりきるわよ」この歌がイラストと共に見ると腑に落ちた。
2014/05/10
こかげ*ゆるゆる
絵が入って、ものすごくイキイキ!
2014/10/27
コンチャン
穂村さんの短歌の世界に、井筒さんの絵が合わさって、不思議な説得力のある一冊になっています。またシンジケートを読み直したくなりました。
2022/06/14
MOTO
嵐の中、帰路の途中初めて見た『稲光』に興奮した。イラストレーターの井筒さんが書店で穂村さんの「シンジケート」を目にした瞬間の『稲光』を感じるような画集。
2022/07/15
感想・レビューをもっと見る