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かのひと 超訳 世界恋愛詩集

かのひと 超訳 世界恋愛詩集

かのひと 超訳 世界恋愛詩集

作家
菅原敏
久保田沙耶
出版社
東京新聞出版局
発売日
2017-07-25
ISBN
9784808310196
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かのひと 超訳 世界恋愛詩集 / 感想・レビュー

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kana

教科書に出てくるような、図書室の片隅で埃をかぶった本に収録されるような詩や短歌を現代の感覚で「超訳」し、美しい挿絵と共に掲載するこのシリーズ。cakesの時から好きだったのですが、まとめてみるとまた良いです。たとえばあの小野小町の名歌は≪いまでは/花の色も あせてしまった/桜に降る 春の長雨/ほんのひととき/移ろう恋に身を寄せた/かつての私は 綺麗だった≫となる。元の歌も素晴らしいけれど、本詩集により千年の時を超えて小野小町の想いがより多くの人に届けられ、誰かの苦悩を救うかもしれない。なんてロマンチック!

2018/09/08

ロア

新訳ではなく「超訳」です。古い時代の恋愛詩へのオマージュなので、 元の詩とは別物として楽しみましょう (*´ㅈ`*) この中では、杜甫、陶淵明、ゲーテがお気に入り。どれも風が吹いている詩でした。聞こえるのは風の音だけ。。。その情景を思い浮かべるだけで、静けさに心が休まります。

2017/08/19

紫羊

馴染みの作品ばかりで楽しく読めた。 マックス・ジャコブの「地平線」は旧来の訳の方が好き。菅原訳は現在進行形の恋だけれど、旧来の訳の方は終わった恋。 作品ごとに添えられた、開かれたページのイラストも意味ありげでイメージが膨らむ。

2018/10/09

亜希

文喫きっかけで。”超訳”とのことで、英語の原文を読むことができたら2倍も3倍も楽しめるんだろうな…と寂しい気持ちを持ちつつ、「はじめに」にもあるように、まさに”百年前、千年前でも、恋すれば私たちは何ひとつ変わらない”という内容で、スッと言葉が身体に入ってくる感覚だった。しいて1つお気に入りを挙げるとすれば、ジョン・ダンの「夜が来たから寝たのでしょうか?」かな。久保田さんのイラストも素敵です。

2023/11/15

ロア

2年半ぶりに再読。今回グッときたのは、モテ男在原業平、色っぽい与謝野晶子、胸キュンゲーテ先生(∩^ω^∩)特にゲーテ先生の「超訳」オマージュ恋愛詩が良い感じ♡優しい春の風がふく午前二時の東京環七沿いを、彼女のことを思いながらてくてく歩きます。BGMはサカナクションのユリイカがぴったり🎶(*´ω`*)

2020/01/26

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