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幕張少年マサイ族

幕張少年マサイ族

幕張少年マサイ族

作家
椎名誠
沢野ひとし
出版社
東京新聞
発売日
2021-05-21
ISBN
9784808310578
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幕張少年マサイ族 / 感想・レビュー

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starbro

椎名 誠は、永年に渡って読み続けている作家です。本書は、著者が、小中高と過ごした幕張新都心が開発される前の幕張における私小説的エッセイでした。リアル過ぎて、著者が椎名 誠で、このタイトルの割には、面白みに欠けるかも知れません。 盟友、沢野ひとしの挿絵は、好い雰囲気です。 https://www.youtube.com/watch?v=_EUTti2LQh8

2021/09/12

kinkin

著者の子供時代を書いたエッセイ集。子供時代に慣れ親しんだ山や海の景色というのはいくつになっても心に残っている。ずっと忘れていた景色が蘇ってきた。といってもぼんやりだが。著者が遊んでいた浜辺も開発で消えてしまった。代わりに巨大なイベント場や高層マンションが立っている。私も海の近くなので同様の経験がある。港の浚渫で取られた砂のせいで砂浜の砂が沖に流されて砂浜が子供の頃の半分になったこと。虫取りや海や山を探検する子供は見かけなくなった。皆スマホやゲームのことで自然のことなど考えなくなったのか。図書館本

2023/04/29

J D

 シーナの古き良き少年時代の思い出。気分はダボダボソースの原点となるエッセイもあり、シーナファンの私にはたまならない一冊。昭和軽薄体で一世風靡したシーナも年を取ったんだなとなんとなく物悲しくなった。久しぶりのシーナは私のこころをロイヤルストレートフラッシュにしてくれた。

2022/06/08

tetsubun1000mg

椎名誠氏の小学校から中学生時代で、幕張に住んだ時期の生活を思い出しながら書かれたエッセイ。 氏のエッセイにはよく登場していたのだが、この作品ではより深く思い起こして書かれている。 時々当時の幕張の土地の写真や住民の写真が出てくるのも面白く価値があると思います。 タイトルのように中学時代は、マサイ族のように長い竹を持って砂浜や草原を歩き回っていたそうだ。 時には隣の中学生との諍いにも使ったようだ。 幕張の土地の記録でもあるような気がした。

2022/03/26

フーミン

幕張はちょうど埋め立てが始り、埋め立てたばかりの幕張一面に草が生え鳥が飛び交いどんどん草原に変わっていく頃、幕張草原でシーナ少年は走り回ったり寝っ転がったりシアワセを感じながら キラキラと輝いていた。 海辺でマサイ族のような棒を片手に遊んだわんぱくな子どもの頃のエピソードは「わかる わかる」と共感です。 シーナ少年はこうして感性豊かな大人になって行く… シーナさんの少年の頃の本は何冊も読んでいますが同じ記憶をたどっているのにどの本も新鮮です。 さすが…。続編待っています。

2022/09/30

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