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日本の哲学者とお茶を飲む ―賢人が到達した答え―

日本の哲学者とお茶を飲む ―賢人が到達した答え―

日本の哲学者とお茶を飲む ―賢人が到達した答え―

作家
白取春彦
出版社
東邦出版
発売日
2019-09-09
ISBN
9784809417030
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日本の哲学者とお茶を飲む ―賢人が到達した答え― / 感想・レビュー

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ykshzk(虎猫図案房)

日本の哲学者:道元や田中正造など哲学者という認識ではなかった人から、西田幾多郎、三木清など8名への架空インタビュー形式。哲学のそこんとこ難しくて解らん、という読者を代弁しての質問形式なので、納得しながら読める。登場する8名ほぼ全員に共通しているのが「二分しない」という考え方。そこが西洋との大きな違いなのだろう。善・悪、自分・他人、生・死は本来二分するものではないと。道元語るところの禅における「空」の思想も、西田幾多郎語るところの「純粋経験」も、今ここにあることが全てである、という同じ所に着地するのでは。

2021/01/15

沙羅双樹

8名の偉人にインタビューして対話を進めてゆくという新鮮な作品。成り切り度が凄く、途中微笑ましくて笑ってしまった。さて、特に印象に残った道元禅師の言葉を引用したい。「一心に座る。一心に生きる。これが悟りであり、仏道なのです。それなのに、そのことに気づかない人が多いのです」これがまさに8人の偉人の生き方ではないだろうか。奢ることもなく、ただ一心不乱に命懸けで自分の使命を全うするということ。その結果、それぞれの偉人は歴史に名を刻み、色褪せることなく、これからも人々の心の中に生き続けるのだろう。

2020/05/27

kazuyoshisan1

世阿弥、道元、二宮尊徳、兼好法師…。 それぞれ、素晴らしい人たちですが、哲学者とも言えるそうです。 独自の世界を確立しているから、そうなのかも知れません。 そうすると、人はみんな各自で哲学があるような気もします。 自分の中にも、確固たるものがあると、より正しくより良く生きることが出来そうですね。

クリフトン

西田氏にしても道元禅師にしても言葉を見切っているよう でもそれを伝えるにも言葉を使うことになる 言葉では伝わらないという言葉の意味…言葉以前の有り様はある種の理想卿なのだろうか 限界を認めつつも言葉にできることはどういうことなのか 微積分的な飛躍が可能なのかどうか

2019/12/05

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