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カブトムシ山に帰る

カブトムシ山に帰る

カブトムシ山に帰る

作家
山口進
出版社
汐文社
発売日
2013-08-01
ISBN
9784811320007
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カブトムシ山に帰る / 感想・レビュー

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BlueBerry

青少年読書感想文全国コンクール課題図書。小説ではなくて、カブトムシの生態についての解説と現状の把握、今後の推移の推測あたりが内容ですかね。

2014/04/10

FOTD

カブトムシが小型化したのはどうしてか、と考察する昆虫写真家の山口さん。変化する生息地の環境、人工的な里山と自然の奥山、樹液の出方、などなどまとめて本にしていただけて良かった。 私の庭でも倒木の下にカブトムシの幼虫や蛹を見ることはあったが、それが当たり前だと思っていたので、特に気に留めていなかった。サイカチが裏庭にあるが、カブトムシは自身で枝に傷をつけて舐めているようだ。こちらでも個体数が減ってるように思える。 自然を破壊することは私たちの未来を失うことだというようなメッセージを感じた。

2023/08/09

punyupunyu

長男の課題図書。昆虫採集が好きで、子どもが幼稚園に入ることからカブトムシやクワガタムシを探して雑木林などを探検しました。私も西日本出身で、子どものころを思い起こすと、見かける甲虫はカナブンや玉虫、せいぜいコクワガタでした。関東に移り住んで、カブトムシやクワガタの種類が多いことに驚きました。長い年月をかけたフィールドワークと住環境・自然環境の推移を基にした考察をベースに本書は構成されており、大変わかりやすく、なるほどとつぶやきたくなるような部分が随所に見られました。有意義な一冊です。

2014/08/30

のぶのぶ

しずおかにある林は、照葉樹林なのだろう。カブトムシが少ないわけだ。雑木林人の手が入り、何度も再生できる、そして、人も自然もともに繁栄できる世界だとわかった。今は、その雑木林も減っているのだろう。カブトムシのとっては、天国なのだろう。小型化しているが、本来の姿に戻るのだろう。雑木林、近くにあったらと思うが、整備できないだろうなあと思います。本に出てきたオオムラサキセンターに行ってみたい。オオムラサキのきれいさ、見事です。切られることで、樹液が出る、知らなかったなあ~。

2014/08/03

もえたく

今年の小学校5,6年生の課題図書。昆虫カメラマンの著者が最近見かける小型化したカブトムシから里山の今を解き明かしてくれる。謎解きのようで、読み終わってこの題名に納得させられた。来年に向けて、今飼っているカブトムシの子供たちを小型化してみたくなった。

2014/06/23

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