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おしらさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

おしらさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

おしらさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

作家
京極夏彦
伊野孝行
柳田国男
出版社
汐文社
発売日
2018-05-25
ISBN
9784811324791
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ジャンル

おしらさま (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期) / 感想・レビュー

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starbro

京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 第二期第二弾は、『おしらさま』、『おしらさま』って知らないけど何と思いながら読みました。白馬と女性と蚕、中々理解できませんが、怖い世界です。 https://www.choubunsha.com/special/tohno/

2018/05/29

ままこ

とにかくモフッと巨大なカイコガの装画。異種間恋愛の伝承から生まれたおしらさま。養蚕の神様だとは知っていたが他にも色んなことを教えてくれるとは知らなかった。神様は御利益も与えてくれるけど畏れ多いというのが改めてわかる遠野物語。【日本の夏は、やっぱり怪談〈和洋折衷〉】

2018/08/30

アキ

京極夏彦の「えほん遠野物語」第二期の絵本。伊野孝行:絵。養蚕の神のおしらさまは、桑の木で作られた神像として祀られている。男神は馬の頭に作られていたりする。なぜか。それには理由がある。昔、娘が馬を慕って結婚した。怒った父親が馬を桑の木に吊るして殺した。娘は天に昇った。そして娘と馬はおしらさまになった。地上に遣わした虫が蚕である。蚕は馬の首の形をしている。蚕から養蚕が始まった。いろいろなおしらさまがいろいろな暮らしの中にいる。遠野のおしらさまとはそういう神様である。

2021/12/07

NAO

遠野地方で信奉されたおしらさまとは蚕のことだが、気難しく、禁止事項が多かった。だから、中にはその禁止をうるさがってわざと禁止されていることをしたり邪険に扱う者もいたが、必ずしっぺ返しがあったという。蚕の扱いは難しく、養蚕は大変な作業だったらしい。本当にいやになって投げ出したくなることも再三あったろう。それでも蚕を育てないことには食べていけない。蚕をおしらさまと神格化したのは、育て方が難しいということだけでなく、一家にとって大切なものだったから。おしらさま伝承は、遠野の人々のカイコへの強い執着でもある。

2022/02/17

tama

図書館本 京極シリーズ これも絵がとにかくいい。最初の見開きの二体のおしら様像なんか最高。本当にこんな感じなんだよ。そして娘が綺麗。絵はNHK「オトナの一休さん」描いてる人でNHKでのアニメによく書いておられる、一見諸星大二郎的人物造形やる人。本の真ん中辺りの見開きのイタコも凄いし、もっとあとの「口が曲がった」も最高。なんか画風のネタには事欠かないという感じです。おススメ!!

2018/07/07

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