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でんでらの (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

でんでらの (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

でんでらの (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期)

作家
京極夏彦
はたこうしろう
柳田国男
出版社
汐文社
発売日
2018-06-30
ISBN
9784811324821
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ジャンル

でんでらの (京極夏彦のえほん遠野物語 第二期) / 感想・レビュー

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starbro

京極夏彦の『えほん遠野物語シリーズ』を読み続けています。 第二期第四弾最終巻は、『でんでらの』、『でんでらの』も知らないけど何と思いながら読みました。絵はあまり怖くありませんが、『でんでらの』は、姥捨て山と死界との境目のような神秘的な場所でした。 https://www.choubunsha.com/special/tohno/ 第三期も期待しています。

2018/06/30

アキ

京極夏彦の「えほん遠野物語」第二期。絵:はたこうしろう。デンデラ野。六十歳を超えたら捨てられる。デンデラ野という墓に行く。そこから働きに出るのをハカダチ、そこへ戻るのをハカアガリと呼ぶ。十王堂の近くのお堂を守る役目の家の者は、村の中で死人が出るとわかるらしい。男なら、真夜中に馬を引き、山歌を歌ったり、馬の鳴輪の音がする。女なら、小声で歌を歌ったりすすり泣いたりする。夜中にデンデラ野を通る者があると「ああ、今日は誰々が死ぬぞ」と言う。その人は間もなく死ぬ。デンデラ野のそばにはいつも死があった。

2021/12/29

ままこ

デンデラ野に纏わる謂れが淡々とした口調で語られる。姥捨の習わしは聞いたことあったが初めて知った話も色々あった。子供と老人。生と死。現代と過去が重なり合う不思議な情景。はたさんの柔らかで透明感のある絵で表現される遠野。京極さんの文とも良くあっていた。彼岸花の咲く頃に読むのがおすすめ。儚く物寂しい余韻が残る絵本。

2018/09/18

ふう

はてしない野は、風さえ音もなく吹いているようで「とても寂しい」…。捨てられる方も捨てる方も、とても切ない…。そんな貧しさにたえながら、遠野の人々は生と死を愛しむ物語を生みだしてきたのですね。

2018/09/27

☆よいこ

えほん遠野物語。60歳を越えた老人達は家を出され、デンデラ野に行く。デンデラ野のそばにはいつも死がある。デンデラ野にあるお堂を守る役目の家がある。堂守の家のものには、死人がでることがわかる。▽過去も現在も変わらない。

2021/12/31

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