稲川淳二のこの世で一番怖い話 (竹書房文庫 HO 5)
稲川淳二のこの世で一番怖い話 (竹書房文庫 HO 5) / 感想・レビュー
夢追人009
本書の「この世で一番怖い話」というタイトルは少し盛り過ぎかなとは思いますが、稲川淳二さんは百発百中で必ずや聞き手・読み手を満足させてくれる怪談語りの王者だと私は無条件で信じますね。今回もまた奇妙な話のてんこ盛りで大満足の一冊でしたね。『ある「絵」の話』ある有名な画家が描いた絵を湯治場の主に贈り、主が手放して画商に渡ってから土地成金の農家が買うとその家が火事になり一家3人が焼死するが何故か絵は無傷で残る。その後も手に入れた二人の死を招く恐ろしい絵の話。『H市「ある病院」の伝説』使った人が必ず死ぬベッドの話。
2020/11/13
∃.狂茶党
いわゆる実話怪談枠なのですが、現代怪談の始祖は、心霊実話の風情を多く残している。 お手紙で募集される、心霊体験。 あの世界観。 稲川の語り口を、細かく再現した文章は、口述筆記なのか、録音起こしなのか、読み手に語り口を再生させます。 それゆえ読む怪談としては、弱いとも言える。 2003年の本。 「実話怪談」はすでに始まっていた頃ではある。
2022/12/06
まゆまゆ
図書館で背表紙見て、「あ、稲川淳二だ」って手に取って、表紙のすごい顔した稲川さんとバッチリ目が合って、借りました(笑) 怖い話と言えばこの人。あの独特な喋り方もそのまま文章になってたので、脳内で稲川さんボイスで再生されて何とも楽しかった。モノマネ番組の見すぎで、本物より原口あきまさが出てきちゃうのが悩みどころ(笑)
2015/12/21
みーすけ
夏から怖い本を読むぞ!実施中。生で聴く勇気はないくせに、書籍だとそんなに怖くないじゃんと思うのはただの強がりを言っているだけです。
2013/10/07
akatuki
この世で一番怖いかは、さておき。なかなか良い話が多かった。変化球な話もありとても楽しめる一冊だと思う。
2014/11/09
感想・レビューをもっと見る