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怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)

怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)

怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2011-03-29
ISBN
9784812445174
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怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫) / 感想・レビュー

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瑪瑙(サードニックス)

既読のものも含まれていたが、今回も中々なものでした。特に『猫目』はこういっては体験者に失礼かもしれないけれども、そんな非道な事をするから因果応報の目にあったのだとちょっと溜飲が下がった。『根絶』も同じ。そんな酷い事をしておきながらのうのうと生きている事。詫びもせず贖罪もせず許されるはずがないと思う。自業自得だ。ちょっと辛目になってしまったが、要は生きとし生けるものの命を尊ぶこと、目に見えない存在への畏怖を忘れないことが大切なのだと思う。

2021/07/15

眠る山猫屋

後半は印象深い。187ページの話(読めない&変換できない!)辺りからの加速ったら!いずれ人間をやめる徴って?イジメへの長くて苦痛に満ちた復讐『根絶』と『猫目』、浮遊する恐怖『壁女』らが怖くて良い。

2017/11/17

鬼灯の金魚草

「鬼頭」の親心にうたれる。真っ当な生き方しなきゃだめよ。「骨董」「釣果」のお父さん、直直じゃなきゃだめよ、ひとの忠告は聞くものよ。猫嬲り殺したり、霊とやろうとしたり、覗いたり、だめじゃん、そんなことしちゃ。

2017/03/30

hannahhannah

黒木あるじによる実話オカルトホラー。平山夢明が監修。「霊交」ではプレイボーイが幽霊とセックス。彼は80歳の老婆ともセックスしたらしいが、幽霊よりそっちの方を描写して欲しかった。まぁ、それ系は平山夢明に任せておけばいいだろう。「味神」はサイコホラーっぽくて良かった。「疵痕」は不可解で不気味。「根絶」は怪奇現象よりも、いじめが酷すぎる。こいつら少年刑務所にぶち込んでやらなきゃ駄目だろ。解説で深町秋生が「黒木あるじは胡散臭い」と書いてたが、少なくとも見た目に関しては不良みたいな深町さんの方が遥かに胡散臭いです。

2017/03/01

HANA

「蝙蝠」「狸森」など優しい怪談が多いような気がする。かと思えば「根絶」みたいにとても嫌な話が不意に出てくるので油断が出来ない。実話怪談には珍しくメタな話も混じっており、その意味で怪談本に関する話と場所のサインの話は面白かった。特に後者、「怪談を読んでいる最中に壁がなる部屋は良くない」この一文を読んだ途端、壁が鳴ったのですが・・・

2011/04/01

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