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黒塗怪談 笑う裂傷女 (竹書房文庫)

黒塗怪談 笑う裂傷女 (竹書房文庫)

黒塗怪談 笑う裂傷女 (竹書房文庫)

作家
黒史郎
出版社
竹書房
発売日
2011-08-29
ISBN
9784812446683
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黒塗怪談 笑う裂傷女 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

お馴染み黒史郎さんの本書を読んで恐怖と笑いは本質的にとても相性が良いのだなあと改めて実感しましたね。著者の文体はフレンドリーで読み易く底流にはブラックなユーモアの味がありますので中々恐怖とまでは行きませんが、それもまた著者独自の持ち味で何が何でも怖くなきゃ駄目なんて決めつけずに余裕を持って楽しみたいですね。騙しのテクニックが冴える意表を突く一編。『母泥棒』槇岡氏は三枚の写真をテーブルに置いた。ピンク色のワンピースを着たアイドルみたいな美人、ブロッコリーみたいなパーマをした木乃伊のように頬が削げ落ちた女性。

2021/02/06

鬼灯の金魚草

黒父ナイス!「デパート恐怖症」とっても気になるどこなの?もしかして行ったことあるかな?あと、例え霊でもババアはなんだかかわいそうな気が…。くらげさん、怖くないのかな、子どもってば。

2017/04/25

hannahhannah

黒史郎による実話オカルトホラー。平山夢明が監修。著者の父親のエピソードが3話入ってるんだけど、いずれも笑える。「大白猫」の「あのババア俺んちに来ませんよね。あんなババア来たらヤバいですよ」にも爆笑したし、「田園の見える窓」の「第一回・懐ゲー・オリンピック」も面白い。「パーキングボーイ」に至っては「映画『シャイニング』のニコルソン的な男が角材でフルスイング」である。著者独特のコミカルな表現は最高。「輝く男」は怪異や問題の男より、その話をした女がなんか嫌な感じだった。感情がウェットで、ねちっこい。執念深いね。

2017/03/03

Spok

どの話もとても面白かった。特に黒父、最高。

2017/08/29

HANA

霊系の実話怪談集。あれ?著者ってこれが初めてだったっけ?FBKで出していたような気がするのだが。内容的にはかなり上質の作品が揃っているのだが、やはり印象に残るのは著者の実の父の話。身近な所にこういうのがいる人は作家としての強みになるのかなあ。

2011/08/31

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