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FKB実話怪談覚書 冥妖鬼 (竹書房文庫)

FKB実話怪談覚書 冥妖鬼 (竹書房文庫)

FKB実話怪談覚書 冥妖鬼 (竹書房文庫)

作家
我妻俊樹
出版社
竹書房
発売日
2014-06-28
ISBN
9784812489703
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FKB実話怪談覚書 冥妖鬼 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

我妻俊樹さんの書く話は、まあ聞き書きという事ではありますが、もう尋常ではなく完全に異世界の出来事でよくもまあこんなに訳のわからない話が世の中にはあるのだなと呆れ返って感心するばかりですね。とにかく著者の書く話は独特な感触でちょっと他にはないですね。『テルさん』町はずれの一軒家に住むテルさんと呼ばれる男性が凄く暑い夏の日に水が枯れた川で遊ぶ子ども達に「うちに来て冷たいものでも飲まないかい」と親切に声を掛ける。テルさんが気前よく次々に冷たい物をふるまう合間に「あたしにはないのかい」という女の声が聞こえて来る。

2020/11/07

澤水月

今回も面白く一気読み。1ページ物に佳品多い気がした。そのほかも「メロン」や「顔の火」などあまりに訳の判らぬ不条理ものに痺れる。後書きのスタンスからもわかるように、彼岸此岸のあわいがとろけていくような甘美な恐怖。かと思えばあるものが「蛇のようにのびあが」る「林の声」は爆笑したり。極短、短、中、長と入り乱れるので次に何が出るのか判らないのもいい。「3と書いてある」の寂寥が忘れがたい

2014/06/30

☆kubo

怖いというか、不思議な話が多い。現象だけポンと投げられて、原因が分からない感じ。面白いけど、モヤモヤします。

2019/04/25

紅独歩

「心霊的な恐怖でなければ狂気」という時代が、意外と長く続いていたような気がする。それに気付かされたのは、我妻怪談がそのどちらでもないからだろう。不条理……というのが一番近いような気がするが、やはりそれとも違う。その独自の世界を支えているのは、確かな文章力と的確な言葉選びだ。なにしろ「題」がうまい。ネタバレする事も無く、読んだ後「なるほど」と思わせる名人芸。今回たくさん収録されている“一頁怪談”が特に好み。

2014/08/16

gu

内田百閒『東京日記』の丸ビルが消える話を思い出した。世界が知らないうちに違うものに変わってしまったかのような感覚。幽霊が出たとおぼしき話であっても出来事の因果がところどころはぐらかされる。つながりのわからない断片を手渡されて一瞬思考が止まる。それが楽しい。

2016/01/19

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