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きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫)

きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫)

きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫)

作家
沖田円
出版社
スターツ出版
発売日
2017-12-28
ISBN
9784813703778
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きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫) / 感想・レビュー

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だまだまこ

安城の七夕祭りがとても身近な場所で、先輩に勧められて読んだ本。高校の頃、自分ってなんだろうっていっぱい考えたし、自分の思う自分と、周りに期待される自分のギャップに苦しんだ。でも、悩んで選び取った自分の道だから胸を張って歩けるんだよね。そういう自分と見つめ合う過程が、音楽の楽しさとともに描かれた青春物語。私も歌うことは好き。悲しい時も嬉しい時も、音楽は気持ちの支えになってくれると思うから。結末は読めちゃった気もするけど、つい歌いたくなるような、気持ち良い話だった。

2018/03/06

『よ♪』

スンナリと読み易く好印象。そーですか、そういうことだったんですね。お見事!それはともかく、テーマは『夢』『自分らしさ』『あるべき論とありたい論』といったところ。ありたい論は若者の特権。なりたい姿を自分で描いたからこそ、上手く成しえなかった時の自己責任も生まれる。逆にあるべき論は大人社会の常識である。このあたりの葛藤が描かれる。この物語の中では違う扱いだが、コレは本来、音楽の世界も例外ではない。(本当に好き放題やってる人は売れてない。。( ̄▽ ̄;) 個人的には、過去のアーティスト達の名前が出てきてニンマリ♪

2018/02/11

ami*15

この物語で描かれている「自分らしさ」とは自分の好きなことをずっと好きでいようとする気持ちではないかと感じた。カンナは昔から音楽が好きで歌手になりたいという夢を持っていますが、現実は親から医師の仕事を継ぐようにと言われている。歌手の夢は家族から反対されていても、ロクをはじめ七夕祭りに向けての音楽活動を通じてカンナの夢を応援してくれる仲間たちにじわじわと温かな気持ちになりました。一方のナナセも音楽に対してスランプを抱えていたけど、カンナとのやりとりで自分が歌う理由を思い出していくところも印象的でした。私も→

2018/01/11

インド

高校生カンナと、ミュージシャンのナナセが紡ぐ、苦悩と再生の物語。部活存続の危機と歌手生命の危機に直面したふたりは、とあるアプリで交流を深める。そして互いの言葉から、大切なことを思い出していく。夢を追いかける自由は学生の特権。だけど、大人になったしまえば責任が伴い、自由がなくなってしまう。大切なことは、後悔しないこと。責任が伴うなら、そんなもの全部背負って走り抜いてしまえばいい。的なことを思った\(^o^)/。テット君お笑い要素なのに勉学優秀とか強すぎい!

2018/11/02

かわゆきか

自分は知らない相手とアプリで繋がるのって、ついリスクが頭をよぎって気持ち悪いと思っちゃうつまらない大人なので、とても夢のある素敵なアプリだと思いました。序盤で何となくトリックに気付けて、温かく2人?を見守りながら読めたのが良かった。音楽はサッパリですが、スマホで調べたら自分でも知ってる曲ばかりで、気付いたら鼻歌歌いながら読んでた。すぐに確認しながら読めるなんて、改めてスマホは便利ですな。

2018/05/07

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