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満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

作家
冬野夜空
出版社
スターツ出版
発売日
2019-08-28
ISBN
9784813707424
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「満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)」のおすすめレビュー

絵を描くのが好きな男子高校生と、悲しい宿命を背負った女子高校生…世界が一瞬で色づく恋の物語

『満月の夜に君を見つける』(冬野夜空/スターツ出版)

 世界の色が一瞬で変わる。モノクロだった景色が突然鮮やかに輝きだす。あの人のせいだ。あの人と出会う前には戻れない。あの人なしの日常なんてもう考えたくもない。そう思わされるような出会いを、あなたは経験したことがあるだろうか。

 冬野夜空さん著『満月の夜に君を見つける』(スターツ出版)は、そんな永遠の恋を描き出した作品。高校生のリアルな恋愛を描きながらも、ファンタジー要素もあり、あっという間にその世界に惹きつけられてしまう物語だ。

 主人公は、絵を描くのが好きな男子高校生・本宮。彼の席の隣には、奇妙な空席があった。高校に入学してから2カ月以上の月日が経っているのに、その席は空いたまま。本宮は、空席を埋める転校生をイメージしては、毎日モノクロの絵を描いていた。ある日の放課後、本宮が教室に残って絵を描いていると、そこに、不思議な雰囲気を纏った美少女・水無瀬月が現れる。そして、彼女は翌日から本宮の隣の空席を埋め、彼のクラスの一員となった。「私、あなたの絵が好き」。率直に本宮の絵を褒める月。本宮は月と一緒に絵を…

2020/8/26

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僅か半年で7万2000部超え! 『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』著者・冬野夜空、初インタビュー

 余命短い彼女と、彼女の写真を撮り続ける僕。ふたりの切なくも濃密な2カ月間を描いた『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)が、現在7万2000部を超えるヒットに。著者の冬野夜空さんは、これがデビュー2作目の若手作家。大学に通うかたわら小説を執筆し、今もっとも期待されるライト文芸作家のひとりとして注目を集めている。

 作家を目指した経緯、『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』の誕生秘話、最新作『あの夏、夢の終わりで恋をした。』での挑戦など、初めてのインタビューでたっぷり語っていただいた。

じんわり切ない読後感の物語を描きたい

──はじめに、冬野さんが小説を書こうと思ったきっかけを教えてください。

冬野夜空さん(以下、冬野):いくつかありますが、一番大きいのは「読んでいたら書きたくなった」というシンプルな理由です。特に好きな作家は三秋縋さん。三秋さんは“不幸中の幸い”を描くのがうまいんですよね。不幸が前提にありつつ、その中で幸せを見つける物語が多く、影響を受けました。僕のデビュー作『満月の夜に君を見つける』(スターツ出版)も、三秋さんの…

2020/8/22

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満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

メル 6さんとペア画中

読了しました。幸せになればなるほど、死が近づくってどれぼど怖いことだろうと思った。誰であっても、幸せは願うことなのに…。死より怖いのは、消えることという文章心に残りました。亡くなっても、相手の心に残りたいと思うのに、誰からも忘れ去られるなんてどれほど怖いし、悲しいのだろう。沢山考えられる作品だし、とっても感動した💧

2022/09/29

なみ

人との関わりを断って生きる高校一年生の本宮は、クラスメイトの水無瀬月に出会って惹かれていく。 本宮が描くモノクロな絵を通して、彩られた世界を見る月。そんな関係性がすごく素敵です。近づいていく2人の距離にドキドキもしました。 かなりスピーディーに物語が進むな……と思っていたのですが、中盤の展開力に驚きました。 月の秘密。みずきさんの本当の名前。本宮の決意。 すこし不思議な要素も入ってきて──。 最後の終わり方も好きです。 とても綺麗なボーイミーツガールでした。

2021/12/02

しお

物語はいいのに日本語おかしかったり文の繋げ方がおかしかったりしてぜんぜん感情移入できなかった、、 逆に言えば文章を書くのさえ上手くなればめちゃくちゃ好きです追います、それくらいお話は好きでした

2021/02/28

かなかな

「幸せで短命な人生か、平凡だが長寿な人生か。どちらを選ぶのが自分にとって幸せなのだろうか。」をテーマにしている作品。孤独で灰色の高校生活を送っている主人公の隣の席は長らく空白だったが、ある日を境に席の主である不思議な雰囲気を醸し出す女子が現れ親密になった時物語が動くというあらすじ。手に取る方は裏面のあらすじはネタバレになるので読まないほうが良いです‥デビュー作品なので荒削りな部分が多く、ファンタジー要素も多いので好き嫌いが分かれそう。読後考え抜いたが今作のテーマになっている問の答はまだ見つけられていません

2020/10/03

絵の力について重いものを感じた。読みやすくて何回でも読める。最後は本当に予想を裏切られて感動しました。すごくおすすめです

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