一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫)
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「一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫)」のおすすめレビュー
話題の王道純愛ストーリー『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』を読書メーターユーザーはどう読んだ?
『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)
星のように輝きたいと言う女子高校生と、そんな彼女を最期まで写真におさめつづけた男子高校生。そんな2人を描いた王道の純愛ストーリーが多くの感動を呼んでいる。その作品とは、『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)。青春の瑞々しさに溢れた甘酸っぱくも切ない物語だ。
主人公はクラスでは目立たない存在の男子高校生・天野輝彦。写真を撮るのが趣味の彼は、雨が降る花火大会の日、ビニール傘をさした浴衣姿の女の子を見つける。切なげに花火を見上げるその美しい姿に、思わずカメラを構えると、それはクラスの人気者、天文部の綾部香織だった。翌日の放課後、屋上へ呼び出された輝彦は、香織から「私の写真を撮って」とお願いされる。ポートレート写真の練習になるからと、輝彦は快諾するも、自由奔放な香織は、その日以来、毎日のように輝彦を振り回すようになる。「星が好き」だと話す香織の星のようにキラキラと輝く笑顔と、不意にのぞかせる悲しげな表情に、いつの間にか輝彦は強く惹かれていた。だが、ある時、…
2020/8/28
全文を読む人生で一番輝いていた2カ月間、残酷な運命を前に彼は彼女を撮り続けた…涙が止まらない純愛ストーリー
クラスの人気者・香織に突如専属カメラマンに任命された輝彦。正反対のふたりは時間をともにするうち距離を縮めるが、やがて輝彦は香織が重い病と闘っていることを知って…。高校生の純愛と濃密過ぎる2カ月間を描き、刊行から僅か半年で7万2000部を超えるヒットとなった『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)。2020年2月に配信したレビューを、「冬野夜空特集」を記念して再配信します。
『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)
一瞬の光に狙いを定めてシャッターを切る。カメラは被写体が輝く瞬間を切り取り、その時を永遠のものにしてくれるものだ。ファインダー越しに、あなたは何が見えるだろうか。大切な人の笑顔や切なげな表情、この世界が決して失ってはならないものをずっと撮り残しておいてくれる。
あなたが失いたくない時間とはどのようなものだろうか。忘れたくない思い出とは何だろうか。『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)は、今を全力で生きる女子高校生と、そんな彼女の写真を撮り続ける男子高校生の純愛ス…
2020/8/22
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『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)
「そう、なんだ」
「あ、今、モデルなんて似合わないとか思ったでしょ!」
「うん」
僕は思わず頷いていた。
たしかに彼女は華がある。アーモンドのような瞳はくっきりと大きく、鼻筋も通っている。笑うと愛嬌もあって、クラスでも人気者だというのが僕の印象だ。 だけど、モデルというような華やかな仕事には興味がないと思っていたから、意外だった。まあ、彼女とはこれまでまったく関わりがなかったから、僕の客観的な意見に過ぎないんだけど。
「失礼なやつー!」
「嘘を言っても仕方がないだろう」
「まあいいや、自分でも似合わないと思ってるし。それで、交渉は成立?…
2020/8/25
全文を読む「君は私のことを盗撮しました」クラスの人気者に脅されて…/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』②
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『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)
「星の光ってね、ずっとずーっと昔の光なんだって。そんな光が、私には感情を浮かべているように見えるの。ほら見てっ、一等星が笑ったよ」
学校の屋上。校内では数少ない立ち入り禁止エリアにわざわざ僕を呼び出したクラスメイトの綾部香織は、扉を開けると開口一番にそう言った。 僕には一瞥もくれず、その視線は迷いなく空へと向けられている。 彼女に倣って僕も顔を上げるが、そこにはオレンジ色と群青色が広がる暮れ始めの空しかなかった。
「僕には笑顔のオットセイなんて見えないみたいだ」
僕が言うと、彼女は呆れたように溜息をついて、視線はそのままに僕の…
2020/8/24
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一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫) / 感想・レビュー
三代目 びあだいまおう
ダメだ!どうしようもなくダメだ!眉間に皺を寄せ、人目を憚らず夢中に泣いた。飲み始めてすぐ『キミスイ』の雰囲気がした。『君を私の専属カメラマンに任命します!』高校生の、余命幾ばくもない一瞬一瞬を、辛いのに、辛くてしょうがないはずなのに笑って生きる香織。カメラマンに任命された輝彦。たった二ヶ月間の青春。締めつけられる心がどうしようもなく苦しくなる。『僕は決して泣いたりはしない』その決意に涙する。思い出アルバム。本を読んで、ここまで肘で涙を拭った経験があったろうか。究極の、本当に珠玉の純愛ストーリーです‼️🙇
2020/03/24
ちーたん
【献本祭り第4弾】涙が幾度となく溢れた…初めからわかってる…どうなるかわかってる。批評をしてしまえば既視感ある王道ストーリーではある。でもとても心揺さぶられた。最初の1ページはたったの一行。『僕は、あの雨の降る七夕の日、織姫に出会った。』そこから始まる1枚の光放つポートレート写真が生まれるまでの高校生男女の物語。余命幾ばくもない彼女が一瞬一瞬を大切に生きた時のカケラ。そしてカメラマンとして支え続けた彼の葛藤と覚悟の思い。天真爛漫な彼女の時に見せる弱さと告白は胸打たれまくりで号泣の嵐だった。私も忘れないよ。
2020/03/19
のんき
高校生でクラスの人気者でもある香織から輝彦が専属カメラマンに突然任命されます。二人の一緒に過ごす時間がとっても星のようにキラキラ輝いていましたあ。その貴重な一瞬一瞬の積み重ねが1分、一時間、そして一日になるんだな。そんな一瞬一瞬を大切にしたいです。そして、今のコロナ禍も大変だけど、星空は、なによりもすごい!コロナ禍も、自分の悩みも、ちっぽけに感じられるくらい、星空は、星はすごいな!星がたくさん見える場所で、好きな人と並んで星空を見上げてみたいです。癒されそう!
2020/07/23
(*'ω' *)@k_s
Kindle Unlimited~1枚のポートレートから始まる切ない恋物語。限りある生を、今ここに生きる瞬間を、写真に遺すために、香“織”と輝“彦”はひと夏の旅をする。冒頭で語られる結末を知りながら、追いかける物語は切ないですね…恋は人を強くもするし、弱くもする。最後まで彼女を撮り続けると決断した輝彦と、17年を精一杯生きた香織…涙の笑顔の写真は、2人の最幸の一瞬を切り取った1枚だったんだろう。著者初読「キミスイ」や「君は月夜に~」のような作品が好きな方にはオススメできる作品です。
2021/04/19
ひすい ☁︎**
友達のおすすめで借りた本☑︎ クラスの明るい人気者の「香織」と「香織」に勝手にカメラマンに任命された「輝彦」。 やがて、「輝彦」が知る彼女の本当の姿や、ラストの手紙のシーンが読んでいて辛く、感動しました。
2021/02/15
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